
ラボに特化した鑑別機関LGCが誕生
ラボに特化した鑑別機関LGCが誕生
JGDAと業務委託契約し、12月よりサービス開始
GIAが、今年度末からラボグロウンダイヤモンドに対して、天然ダイヤモン
ドと同様のフルグレードのレポート提供を開始すると今年8月に発表した通
り、GIAは市場の変化に対応。消費者に対して公正で有益な価値を提供する
ことが明らかになった。
日本国内においても、日本初のラボグロウンダイヤモンブランドの「SHIN
CA」がサステナブルジュエリーブランドとしてブランドステートメントを
一新したのをはじめ、サステナブルをキーワードにした新ブランドがいく
つか誕生し始めている。
それと同時に、ラボグロウンダイヤモンドのフルグレードにも対応する新し
い鑑別会社、エルジーシー(株)(LGC。東京都台東区、生島秀治社長)が創設
された。
11月12日には一般社団法人日本グロウンダイヤモンド協 会(JGDA。石田茂之
代表理事)との業務委託契約が結ばれ、12月1日を目処にサービスを開始する
ことが分かった。
なお、JGDA会員にはJGDAの名前が明記された鑑定書が発行される。
また一般企業にも通常のサービスを提供する予定となっている。
サービスの詳細についても、サービス開始時期に発表される予定となっている。
生島社長は「新しい時代に適応した鑑別機関が必要だと考えている。
大手に対抗する形となってしまうが、大・小を言っていられないほどに
時代の変化は早く、業界としても対応していくべきだと思う。
まずは理解してくれる人たちのためにも、頑張っていきたい」とコメントした。
石田代表理事は「GIAがフルグレード鑑別をラボグロウンダイヤモンドに対
して行うように、市場は動き始めている。特に2ct以上のピアスが良く売れて
いる。コロナ禍の中で、サステナブルやSDGsへの取り組みが加速しているの
と同時に、消費者のサステナブルを意識した購入も始まっている。この需要に
対して、業界として受け皿は持つべきだろうと考えている。
JGDAとしても、LGCが誕生したことは有難い。ラボを好む人であっても、天然を
買わないわけではない。天然の良さもあれば、ラボの良さもある。
ラボを否定するのではなく、消費者が選べるように環境を整えておくことが大事
だと思う」と語った。
▽LGC=東京都台東区東上野2-21-
13UTビル9F。TEL.03-5807-2958。
▽JGDA=info@thejgda.org