ラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドは、物質的、化学的に全く同一の性質を持っています。
しかし、ラボグロウンダイヤモンドには不純物が極めて少ないという特徴があり、これは天然ダイヤモンドの場合は非常に希少なカテゴリーに属するダイヤモンドになります。
ダイヤモンドは炭素が結晶化したものですが、天然ダイヤモンドは自然環境下で成長するため、炭素が結晶化する過程で周辺の不純物を取り込みながら成長するという特徴があります。ほとんどの場合窒素を不純物として取り込んでおり、不純物として窒素を含んだダイヤモンドをTYPE-1と呼びます。
天然ダイヤモンドの98%はこのTYPE-1に属しますが、稀に窒素をほとんど含まない高純度なダイヤモンドも存在します。この2%未満という非常にレアなダイヤモンドはTYPE-2と呼ばれ、サイズの大きなものはオークションなどで高値で取引されています。
一方、ラボグロウンダイヤモンドは成長環境をコントロールすることで窒素の混入を抑えることができます。つまり、全ての無色のラボグロウンダイヤモンドはTYPE-2として成長するということです。天然ダイヤモンドでは非常にレアで高純度なダイヤモンドが気軽に入手できるというのは、ラボグロウンダイヤモンドの大きな魅力の一つです。
ラボグロウンダイヤモンドは、窒素を含まないピュアで美しいダイヤモンドです。