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ラボグロウンダイヤモンド

老舗百貨店がラボグロウンダイヤモンド販売をスタート

銀座(東京都中央区)の老舗百貨店『松屋銀座』は、ラボグロウンダイヤモンドを使用した自社オリジナルジュエリーを開発、2021年8月末に販売を開始しました。

ENEY(エネイ any + energy)と名付けられたブランドはラボグロウンダイヤモンドを使用したジュエリーを展開し、松屋銀座の1階にて販売をスタートしています。

百貨店に入っているテナントがラボグロウンダイヤモンドを取り扱うことはありましたが、百貨店が自社ブランドとしてラボグロウンダイヤモンドを使用するのは国内ではこれが初めて、新しい取り組みに注目が集まっています。

銀座松屋の秋田正紀社長(62)は、今回の取り組みの狙いに関して以下のように語っています。

『新ブランドは指輪やネックレスなどで、天然ダイヤの代替素材である「ラボグロウン・ダイヤモンド」を使う。これは、ダイヤの採れる地中深部と似た高温高圧の環境を人工的に再現した「研究所(ラボ)」でつくられたもの。天然ダイヤの場合は採掘時に過酷な労働を強いるとされ、ラボグロウンダイヤを使うことで労働問題の解決につながることも期待される。SDGs(持続可能な開発目標)の観点から取り組みを進めたい。

 コロナ禍では、訪日客(インバウンド)の需要が減った一方、20~30代の国内客が目立った。海外旅行ができない中、高級ブランドを求めに来店してくれた。国内客の需要をしっかりとつかみたい。

 若い世代が銀座を訪れる機会になればと思い、ラボグロウンダイヤの新ブランドは店舗1階で販売する。銀座の街に来ないと買えない「独自性」と、(天然ダイヤと比べて)高くない価格で、新しい顧客との接点にしたい。』