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ラボグロウンダイヤモンドを使用した高級ジュエリーブランド「AGIOIA」が誕生

ラボグロウンダイヤモンドを使用した高級ジュエリーブランド「AGIOIA」が誕生 2022.05.26 厳選した高グレードのラボグロウンダイヤモンドのみを使用したハイエンドなジュエリーブランド「AGIOIA」が、5月26日より公式ECサイトにて販売を開始した。 「AGIOIA」は、株式会社アジョイア・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役:清水美帆、以下AGIOIA)によって立ち上げられた、高グレードのラボグロウンダイヤモンドのみを使用したハイエンドラボグロウンダイヤモンドジュエリーのD2Cブランドだ。「未来へと喜びを継なげるファインジュエリー」をコンセプトに、生涯に渡って愛用できるものづくりにこだわっている。 AGIOIAの特徴 1. 最高品質の素材を使用 ひとつのものを愛着を持って長く大切に使うことを、サステイナブルの在り方としている。長期に渡って愛用できる様、「最高品質の素材、美しくタイムレスなデザイン、匠の技術」でものづくりをしている。またAGIOIAで購入した全商品には、1年間の品質保証制度を設けられており、保証期間終了後も、アフターケアや既存デザインへのリフォーム(対象はストーン単体0.5ct以上)に対応する。 ダイヤモンド:カラーF以上、クラリティVS1以上、カットExcellent以上 ストーン単体0.5ct以上には、世界的鑑定機関であるIGIまたはHRDいずれかの鑑定書付き 地金:18Kホワイトゴールド/18Kイエローゴールと/プラチナ 2. SDGsへの取り組み 人と自然が共生し、持続可能な世界を実現するため、SDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)への取り組みについて、以下の行動方針をかかげている。 <地球環境に関すること> 全てのダイヤモンドは、環境負担の少ないラボグロウンダイヤモンドのみを使用。 パッケージの素材は、再生資材やFSC森林認証紙等の環境負担の少ないものを出来る限り使用。 売上の一部を森林保全団体に寄付。 大量生産はせず、受注生産を基本とする。 <地域社会に関すること> 優れた職人技術の継承と発展のため、不当に労働力の安い国や場所に製造拠点を移すことはせず、国内製造を徹底。 <社会課題に関すること> 発展途上国の人々や災害地域への支援、国内外のNPOやNGOなどの団体に寄付できるドネーションプログラムを設けた製品の企画・販売するなどを通して、社会問題の課題解決に微力でも貢献するために行動。 代表者 清水美帆 メッセージ 「4月生まれである私は、誕生石であるダイヤモンドが大好きでした。 大人になってからは、頑張る自分へのご褒美として、ファッションの一部として、ジュエリーを身に着けることが楽しみであり喜びでした。 自分が生きている間に、人の手によって生成されたラボグロウンダイヤモンドが完成した事、そしてその圧倒的な美しさと輝きを実際に見て触れることができた事に、今でも感動と興奮を覚えています。 天然ダイヤモンドの上位2%にしか満たない、圧倒的な美しさを持つII型のダイヤモンドに分類されるラボグロウンダイヤモンド。 長く愛用して頂きたいという思いから、その中でもさらに高グレードを追求し、高品質の素材を使用したAGIOIAのジュエリーは、細部に渡り美しさへのこだわりと愛が込められています。 最高グレードの美しい輝きを放つダイヤモンドジュエリーを身に着ける喜びをたくさんの方に届けられる様に、心を込めて事業に励んでまいります。 Creative Director & CEO 清水 美帆(しみず みほ) 外資系マーケティング会社、日系大手専門商社を経て、M&Aコンサルティング会社を創業。約15年間代表を務め、後継者不在に悩む多くの地方優良企業の事業承継案件を成約に導いた。(財)日本M&Aアドバイザー協会代表理事に就任(2010-2014年)。 2022年に高グレードのダイヤモンドのみを使用したラボグロウンダイヤモンドジュエリーのD2CブランドAGIOIAを設立、現在に至る。 アメリカMoorpark College卒業、オーストラリアBOND大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。  

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第1回 国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(LGD-IDIC)レポート – 中国広州

第1回 国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(LGD-IDIC)レポート – 中国広州 2022.05.21 2022年5月18日19日に中国広州で、第1回国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(China International Laboratory-Grown Diamond Industry Development and Innovation Congress[LGD-IDIC]、主催:広州ダイヤモンド取引所)が開催された。 本会議は「サスティナビリティ、機会の創出、および国内ラボグロウンダイヤモンド産業エコシステムの構築」をテーマにしており、コロナによる中国各地での影響が大きい中、オフラインとオフラインを組み合わせて開催され、多くの業界関係者が世界各地から参加した。 開会に際し、開催地である広州の商務局、広州市番禺区などが挨拶、またCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)会長であるGaetano Cavalieriがオンラインでメッセージを送った。 また広州ダイヤモンド取引所は、CCIC(中国検査認証グループ)、広東省環境権益取引所、山西新炭素超硬材料科技、上海征世科技(ZS Technology)、寧波晶鑽科技(CRYSDIAM)、LUSANT、THE FUTURE ROCKS、CARAXYなどの企業と共同でボグロウンダイヤモンドのサスティナビリティ評価に関する協力覚書に署名、ラボグロウンダイヤモンド産業のサスティナブルな発展と支援及び促進のための「ラボグロウンダイヤモンドのサスティナビリティ評価要件」作成について議論した。 広州ダイヤモンド取引所は「LGD-IDICラボグロウンダイヤモンド産業発展インベーション会議シンクタンク」を設立、ダイヤモンド産業の専門家と産業連盟代表の交流プラットフォームを構築し、ダイヤモンド産業の質の高い発展を支援する。 GIAダイヤモンド鑑定部のシニアマネージャーであるSally Magana博士は「ラボグロウンダイヤモンド業界の過去、現在、未来」というテーマで講演を行い、ラボロウンダイヤモンドの世界的な状況について説明、生産状況の移り変わりから生産サイズの変化、生産に占める色の分布、HPHTとCVDの生産量の推移など、生産と流通の技術的また数量的な発展について詳細に説明した。またGIAによるラボグロウンダイヤモンドの鑑定発行が2021年から急激に増加していることも明かしている。 18日の「ラボグロウンダイヤモンド産業のサスティナブルな開発」というテーマのラウンドテーブルデスカッションでは、ダイヤモンド業界アナリストPaul Zimnisky、CRYSDIAM、Diamond Foundryが市場規模、技術発展、製品など面で意見を共有し、NITC(国家宝石品質検査検査センター)、CCIC(中国検査認証グループ)、広東省環境権益取引所は、第三者機構が産業発展に提供する検査、評価認証と炭素市場総合サービス支援について協議した。サスティナブルファッションプラットフォームcanUは、ファッション業界のサスティナブル事例を紹介し、ラボグロウンダイヤモンドとファッション業界のシナジーについて提案した。 19日の「ダイヤモンドブランド、マーケティングと市場発展」をテーマにしたラウンドテーブルデスカッションでは、Sarine 香港支社長、The Future Rocks CEO、CARAXY創業者、LIGHT MARK(小白光)創業者、DOFE STORY会長、Hill & Co CEOなど、ラボグロウンダイヤモンドやマーケティング、テクノロジー分野でのスペシャリストが集まり、ラボグロウンダイヤモンドのブランド概念やマーケティング戦略に関しての議論を交わした。 LIGHT MARKは自社の戦略について、「消費者の考え方に焦点を当てるべきだ」と述べた。「業界の初期においては、どのよう消費者の新しいニーズを満たし、いわゆる痛みと課題を解決し、消費者のために良い製品、良いブランド、カルチャーをしっかりと創造するにかかっている。」と説明した。LIGHT MARKは2021年1月に上海に最初の店舗を設置、2022年初めにこの店の業績は15倍の成長を遂げた。一年後の現在、ブランドは全国に14の店舗を設置、2021年5月にはネットモールのTmallで運営を開始し成功をおさめている。同ブランドは「カラットフリー」をブランドコンセプトにZ世代の新文化を作ったとしてテレビやSNSなどで取り上げられている。 Sarine香港のNoyは「ラボグロウンダイヤモンドはテクノロジーによって生み出される商品であり、テクノロジーを利用したダイヤモンドのプレゼンテーションと相性が良くシナジーを生み出せる。ラボグロウンダイヤモンドの魅力をテクノロジーによってさらに引き出せるはずだ。」とした。 また香港を拠点とするThe Future Rocksはこの分野での世界全体の発展性に注目、特に今後発展が見込める市場として日本と中国本土の名前を挙げた。同社にとって日本市場には特に注目度が高く、日本市場向けにプロモーションキャンペーンを間も無く開始する予定であることを、この会議の中で明かした。 中国は長い間世界最大のラボグロウンダイヤモンド生産国であったが、決して消費国として目立った国ではなかった。それが、この数年間で急激に大きく変化を遂げようとしている。かつて中国のラボグロウンダイヤモンド産業に関する議論は「品質・技術」そして「コスト」が主なトピックであったが、今回の会議においては「サスティナビリティ」「社会への対応」「ブランディング」「マーケティング」などに大きな重点が置かれており、世界最大の生産国から世界最大の消費国へ、そしてラボグロウンダイヤモンド産業の生産と消費の両面において世界的にイニシアチブを取ろうとしている姿勢が垣間見える。    

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ラボグロウンダイヤモンドって?天然ダイヤとの違いやおすすめの選び方

ラボグロウンダイヤモンドって?天然ダイヤとの違いやおすすめの選び方 2022年5月21日 10時58分 コスモポリタン 近年、ショッピングをする際の新しい価値基準としてサステナブルな手段で生産されたアイテムが注目されています。そのひとつとして、ジュエリーの新しい選択肢として浸透し始めているラボグロウンダイヤモンド。日本でも徐々にブランドが増え、注目を集めています。 今回は、2018年に日本初のラボグロウンダイヤモンドブランドとしてスタートした「SHINCA」にインタビュー。ラボグロウンダイヤモンドの基礎知識や、天然ダイヤモンドとの違い、メリットや選び方を聞きました。 【INDEX】 ラボグロウンダイヤモンドとは? 天然ダイヤモンド・合成ダイヤモンド・人工ダイヤモンドの違い ラボグロウンダイヤモンドの魅力 ラボグロウンダイヤモンドのおすすめの選び方 ラボグロウンダイヤモンドのお手入れ方法 解説:株式会社今与 樋口直也さん ラボグロウンダイヤモンドとは? 地下から採掘された天然ダイヤモンドと同じ成分で、ラボラトリー(地上)で生産されたダイヤモンドのことを言います。 ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと化学組成や特徴が全く同じ。不純物(窒素)を含まない状態で結晶化されるので、その美しさは、際立った透明感、輝きを持つとされています。 作り方としては大きく分けて、天然ダイヤモンドの生成環境を再現したHPHT(High Pressure and High Temperature:高温高圧法)と、大粒でクリアなダイヤモンドに適したCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相蒸着法)の2種類。世界各地で作られています。 天然ダイヤモンド・合成ダイヤモンド・人工ダイヤモンドとの違い 天然ダイヤモンド 何千年もの時を経て生成され、地下から採掘したダイヤモンドのこと。 合成ダイヤモンド アメリカでは、ラボ(研究所)グロウン(育つ)という名前の通り、地上で生成された合成ダイヤモンドが「ラボグロウンダイヤモンド」という呼び名で浸透してきています。 一般社団法人日本ジュエリー協会の取り決めでは「ダイヤモンド=天然ダイヤモンド」のことを意味するため、天然ダイヤモンドと全く同じ構造、特性を有していても、人工的に生産されたものは「合成ダイヤモンド」と呼ぶとされています。 人工ダイヤモンド 実はジュエリー業界では、「人工ダイヤモンド」という言葉は存在しません。また、人工的に作られたダイヤモンド、モアサナイトなどは、「合成石」とカテゴライズされ、キュービックジルコニアは天然には対応物が存在しないため、「人造石」に分類されます。 ラボグロウンダイヤモンドの魅力 価格メリット 当社比でも、天然に比べて1/2~1/3の価格で販売することができます。同じ素材でここまで価格差が出ることは大きなメリットとも言えますし、特に石のサイズが大きくなればなるほど、この価格差を感じていただけるでしょう。 天然ダイヤモンドと比べてサステナブル ラボグロウンダイヤモンドの生成過程は地球環境に優しく、社会との調和性にも優れています。次世代のために安定して供給できるサステナブル(持続可能)な生成方法にも注目が集まっています。 ラボグロウンダイヤモンドのおすすめの選び方 予算に対して思ったよりも大きなダイヤモンドも選んでいただけるので、そういったものをぜひ手にとって頂けたらうれしいです。 でも、一番大切なのは自分に似合っているかどうか。なので、高価だから、石のサイズが大きいから、といった理由だけでなく、自分で身に着けてみてピンと来たものをおすすめしています。そういったジュエリーを選んでいる時のお客様の表情は特別に見えるものです。 ラボグロウンダイヤモンドのお手入れ方法 ゴールドなどの地金を使っている場合、汚れていると感じたら中性洗剤を入れたぬるま湯のなかでお手入れしてください。汚れが溜まってい部分をブラッシングし、水でよくすすいで乾燥させましょう。 SHINCAでも行っていますが、ブランドによっては店舗にジュエリーを持っていくと超音波洗浄機などでケアしてくれるサービスもあります。 まだまだ生産過程において日進月歩ですが、可能性を秘めた素材であるラボグロウンダイヤモンド。 きれいなダイヤモンドをよりリーズナブルに持てるチャンスが広がるという期待もあるので、ラボグロウンダイヤモンドの基本的な知識をきちん知ったうえで、自分に合ったものを選ぶのもいいかもしれません。 SHINCA 2018年にローンチした、日本初のラボグロウンダイヤモンドブランド。江戸時代の文久元年(1861年)に京都で宝石商として創業した「今与」は160年の歴史を持つ老舗ジュエラーでありながら、革新と伝統を重んじながらも常に時代とともに新しい提案を行い、同ブランドをスタート。そのクオリティや、地金の美しさなどに定評があり、銀座、京都、シンガポールの3店舗とオンラインでも購入可能。

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ラボラトリーグロウンダイヤモンドって何?

ラボラトリーグロウンダイヤモンドって何? Nipun Kochar Founder at Jewelbox, lab grown diamond jewellery ラボラトリーグロウンダイヤモンドって何?ラボラトリー・ダイヤモンドは、本物のダイヤモンドです。外観や化学組成など、あらゆる面で天然ダイヤモンドとまったく同じです。 私たちのコレクションをご覧いただき、ダイヤモンドの新しい時代を体験してください。手頃な価格でサステナブルなジュエリーを身に着けて、輝きを放ってください。    

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第1回 国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(LGD-IDIC)を開催 – 中国広州

第1回 国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(LGD-IDIC)を開催 – 中国広州 2022.05.15 中国・広州ダイヤモンド取引所(Guangzhou Diamond Exchange – GZDE)は、2022年5月18日、19日に第1回となる中国国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(China International Laboratory-Grown Diamond Industry Development and Innovation Congress[LGD-IDIC])を開催する。 この会議は、サスティナビリティ、機会の創出、および国内ラボグロウンダイヤモンド産業エコシステムの構築を目的としている。 ラボグロウンダイヤモンドの主要生産国として中国の生産量は世界の半数以上にのぼり、生産分野に関して強い競争優位性を持っている。しかし現時点ではそのラボグロウンダイヤモンドの大半は輸出されており、中国国内においてのラボグロウンダイヤモンドの小売を含むマーケットはまだ期待されるレベルに達していない。これは中国のラボグロウンダイヤモンド産業の課題であり、この会議では生産能力と国内消費者市場の可能性に焦点を当てサスティナブルな開発を促進することを意図している。 LGD-IDICは、業界間の緊密な協力を促進し、安定した成長、持続可能で長期的な需要を促進するためのイニシアチブを取ることを目指している。LGD-IDICはシンクタンクフォーラム、展示会、取引イベント、業界賞、ジュエリー&アクセサリーデザインコンペティションなどのイベントで構成され、国際的なラボグロウンダイヤモンド業界、及びダイヤモンド業界関係者が参加する予定となっている。 シンクタンクフォーラムのゲストとして、陆太进博士(NGTC首席科学者)、Sally Magana(GIAダイヤモンド鑑定シニアマネージャー)、敬静(豫園ジュエリーファッショングループ執行総裁)、李杨(Diamond Foundry中国総責任者)、刘韧(Light Mark 小白光[LGDブランド]共同創始者)、Bernold Richerzhagen(Synova CEO)、Noy Elram(Sarine Hong Kong 支社長)など、他にも多くの業界キープレイヤーが名を連ねている。(予定・順不同)

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何故ラボグロウンダイヤモンドの売上が急増しているのか[CNN]

何故ラボグロウンダイヤモンドの売上が急増しているのか[CNN] 2022.05.01 米国のCNN Businessは4月27日、「何故ラボグロウンダイヤモンドの売上が急増しているのか(Why lab-grown diamond sales are surging)」と題する記事を掲載、瞬く間に数多くのメディアに転載され、議論の的になっている。以下、要約及びポイントと考察を記載したい。 提出されたデータ 公平な立場のダイヤモンドトレードアナリストであるEdahn Golanによると、直近の米国のダイヤモンド小売市場の状況は以下の通り。 a) 3月のデータによると、ラボグロウンダイヤモンドを使用した婚約指輪の販売が昨年と比較して63%増加したのに対し、天然ダイヤモンドを使用した婚約指輪の販売は同じ期間で25%減少した。 b) 2月のデータでは、ラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪の販売が+80%、天然ダイヤモンドの婚約指輪の売上は-13%であった。 (このデータはダイヤモンド専門小売市場のものであり、より範囲の広い総合的なジュエリー市場を含んでいない。ダイヤモンド専門小売市場のラボグロウンダイヤモンドの専有率は現在約7%であり、2020年の3%から大幅に増加している。) Edahn Golanは、天然ダイヤモンド業界の懸念は消費者が(ファッションジュエリーではなく)ブライダルジュエリーの領域としてラボグロウンダイヤモンドを受け入れるようになるのではないかという事だが、「それはもう既に起こっている」と述べた。 ラボグロウンダイヤモンドが売れる原因 Edahn Golanは『価格が安い』ことを主な原因として挙げた。 3月に販売された婚約指輪としての1ctのラボグロウンダイヤモンドの一般的な小売価格は2,318ドルだったと説明。(注:記事内でダイヤモンドのグレードには言及されていない) 同じサイズの天然ダイヤモンドは8,740ドル前後であり、ラボグロウンダイヤモンドは約73%も安価である。また、この安い価格によりカップルは(予算内で)更に大きな石を購入することができる、と付け加えた。 ロシアのウクライナ侵攻の影響で、元々供給に限りのある天然ダイヤモンドはAlrosaの制裁により更に価格が上昇する可能性がある。(ロシア産のダイヤモンド原石は世界供給の3割を占める) LAの宝石商Dan Moranは、「顧客はそれらについて非常に意識し、また知識を得ているため、ラボグロウンダイヤモンドはさらに普及しつつありる。 ラボグロウンダイヤモンドの主な購買層は40歳未満であり、価格に鋭敏だ。」と述べた。 またミレニアル世代やZ世代の間では、天然ダイヤモンドの調達に関する社会や環境に配慮したエシカルな考え方が広まっており、非伝統的な(ラボグロウンダイヤモンドの)婚約指輪の選択に影響を与えている。 各企業の視点 パンドラ(PANDY) 2021年、世界最大のジュエリー企業の一つであるPandora(PANDY)は、天然ダイヤモンドの使用をやめ、ラボグロウンダイヤモンドにシフトする可能性があると述た。(参照)同社は、サスティナブルなジュエリー促進の一環としてシフトを開始していると述べ、また多くの顧客がそれを求めていると述べた。 シグネット(SIG) 米国最大のジュエリー企業であるシグネット(Zales、Kay Jewellers、Jaredチェーンを所有)は、3月の収益でラボグロウンダイヤモンドジュエリーの魅力を挙げ、CEOであるヴァージニア・ドロソスは、ジュエリーポートフォリオでラボグロウンダイヤモンドを「急成長中のクラス」と呼び、今年大きく期待するジュエリーの1つとしてアナリストに伝えた。 Concierge diamondsでは1ctのラボグロウンダイヤモンド、2点のピンクサファイアをあしらった14金イエローゴールドのエンゲージメントリングがラインナップされており、センターストーンに応じて3,500ドルから販売される。また同社は需要の高まりに応えて、ZalesとKayJewellersの各ショップでラボグロウンダイヤモンドを使用したブライダルジュエリーを拡大したと述べた。 VRAI (DIAMOND FOUNDRY) DIAMOND FOUNDRYの小売ブランドであるVRAIは、パンデミックが多くの人々の生活を大きく変化させ、それによって社会的及び環境的な問題に対する重要性を深く意識させ行動を引き起こしていると主張した。 リセールバリュー この記事では購入者が考慮すべき事として、ラボグロウンダイヤモンドにはリセールバリューがないことを挙げた。製品として天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドを見分けることはできないが、専門の機関で見分けることは可能であり「消費者がそれに対していくらを支払ったかに関係なく、購入金額を上回るものを得ることはできないでしょう」とEdahn Golanは述べた。 (但し、一般的な天然ダイヤモンドも同様で、オークションで購入するような希少な天然ダイヤモンドでない限り、消費者が店頭でダイヤモンドを購入して店を出た瞬間にリセールバリューは購入額を下回る) リセールバリューが低いとしても、消費者がエンゲージメントリングを購入するのは「リセール」による経済的な価値を求めるためなのか、これは小売業界にとっての根本的な考え方の問題とも言える。 「(価値に関わらず)それを魅力的だと感じれば、それを誇りに思い身につけるでしょう。婚約指輪は決意と永遠の愛情の象徴を意味するからです。」とGolanは述べている。  

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サステナブルな取り組みの輪をジュエリーから cofl by 4℃よりチャリティブレスレット発売

サステナブルな取り組みの輪をジュエリーから cofl by 4℃よりチャリティブレスレット発売 4℃ 2022年4月28日(木)より公式オンラインショップにて販売開始 株式会社エフ・ディ・シィ・プロダクツ(所在:東京都品川区 代表取締役社長:瀧口昭弘)が展開するサステナブルジュエリーブランド「cofl by 4℃(コフル バイ ヨンドシー)」は、ジュエリーを通してサステナブルな取り組みの輪を広げるため、シンプルながらディテールにこだわったチャリティブレスレット全5型を、2022年4月28日(木)より公式オンラインショップにて発売いたします。 ”地球とジュエリーの美しい関係”を目指して立ち上げられたサステナブルジュエリーブランド「cofl by 4℃」。人にも、地球にも、より良い環境でジュエリーを生み出していきたいという想いから、リサイクルメタルやラボグロウンダイヤモンドを使用し、日本の職人の手で作り出すことにこだわったジュエリーブランドです。 地球とジュエリーの美しい関係を目指すために、売上の1%を森林・環境保全活動への寄付に活用しているcofl by 4℃は、この度、サステナブルな取り組みがより浸透することを願って、森林保全活動への寄付を目的としたチャリティブレスレットをご用意いたしました。森林保全団体more treesを通し、チャリティブレスレット1点のご購入につき、売上の10%(1,000円)が苗木1本の植林に相当する活動へと繋がります。 日々身に着けるジュエリーだからこそ、サステナブルな選択をすることで、未来の環境を守る第一歩に。 品質にこだわった良質なアップサイクルジュエリーを、この機会に選んでみては。 ■手元を華やかに照らすジオメトリックなライン ジオメトリックなラインが印象的な、シンプルながらもディテールにこだわったブレスレットが全5型登場。イエローの明るい輝きが手元を華やかに照らし出し、さり気なくあしらわれたラボグロウンダイヤモンドが繊細に輝きます。お好みの長さに調整可能なフリーアジャスター仕様で、どんな装いにも合わせやすい機能性も持ち合わせたブレスレット。春夏に向けて袖丈の短いトップスにアクセントとしてプラスしたり、腕時計とレイヤードしたりと、シーンレスなコーディネートを楽しんでみては。 【特設ページはこちら】https://www.fdcp.co.jp/cofl/special/charitybracelet/?bid=cofl ■Instagram LIVEでご紹介 2022年4月28日(木)12時00分より、Instagram LIVEにてチャリティブレスレットについてご紹介いたします。配信ではコメントやご質問も受け付けておりますので、ぜひご視聴ください。 cofl by 4℃公式Instagramアカウントはこちら>https://www.instagram.com/cofl.by.4c_official/ 〈一般社団法人more trees〉 一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)は、音楽家 坂本龍一氏が代表を務める森林保全団体です。地域との協働で森林保全を行う「more treesの森」の展開、国産材を活用した商品やサービスの企画・開発、セミナーやイベントを通じた森の情報や魅力の発信など、「都市と森をつなぐ」をキーワードに「森と人がずっとともに生きる社会」を目指したさまざまな取り組みを行っています。 【公式サイト:https://www.more-trees.org/】 ■サステナブルジュエリーブランド「cofl by 4℃」 2022年にブランド創立50周年を迎えた4℃。次の50年間を見据えたときに、より良い環境でジュエリーを生み出していきたいという想いから、サステナブルジュエリーブランド「cofl by 4℃」を立ち上げました。ジュエリーの素材からパッケージまでサステナブルな素材を使用することを心掛け、日本の職人の手で生み出されます。   【cofl by 4℃ 公式サイト】https://www.fdcp.co.jp/DefaultBrandTop.aspx?bid=cofl    

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永遠に輝き続ける約束

  A PROMISE TO SHINE FOREVER 私たちは? ラボグロウンダイヤモンドの生産者 Bhanderi Lab Grown Diamondsは、すべてのラボクリエイトダイヤモンド製品に素晴らしいサービスと品質を提供しています。当社は、CVD(Chemical Vapor Deposition)ラボ・グロウンダイヤモンドおよびラボ・クリエイト・ダイヤモンド業界における新鋭企業です。ラボ・グロウンダイヤモンドのデザイナー、メーカー、ジュエラーからなる当社のパイオニアチームは、インド・グジャラート州スラトの美しいタプティ川河口に拠点を置いています。 この有利な地理的条件により、多くのラボ・グロウンダイヤモンドの輸送・流通資源に素早くアクセスでき、ラボ・グロウンダイヤモンドの価格をさらに引き下げると同時に、信頼性を向上させることができるのです。2013年の創業以来、バンデリ・ラボ・グロウン・ダイヤモンドは、世界中のすべての家庭、小売店、市場、流通業者に貴重なラボ・ダイヤモンドを届けるというビジョンを掲げています。Bhanderi Lab Grown Diamondsは、私たちのラボクリエイトダイヤモンドの一つひとつが持つ素晴らしい品質を示すことで、世論を変えようとしているのです。私たちは、ラボラトリーダイヤモンドの人工的な要素を認め、ラボラトリーダイヤモンドの最終製品を採掘されたものと同じように重要なものとしていきたいと考えています。 なぜCVD(化学気相成長法)なのか? CVDダイヤモンドは、天然ダイヤモンドの失われた双子のようなものだと言えます。特性、輝き、原子構造、外見はそっくりですが、環境と人間に対してもう少し共感できるものです。CVDダイヤモンドウェハーは、さまざまな形、サイズ、色、数のダイヤモンドを柔軟に作成することができます。当社の専門知識は、ダイヤモンドの分野では最高です。  SUSTAINABLE BUSSNESS MODEL ラボグロウンダイヤモンドは、地球の上で成長することを考えると、従来のダイヤモンドのような重い採掘コストを完全に排除し、ミレニアル世代の消費者の間で持続可能で理想的な選択となっています。    

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Chow Sang Sang、ラボグロウン・プラットフォームを立ち上げ

Chow Sang Sang、ラボグロウン・プラットフォームを立ち上げ Mar 24, 2022 6:17 AM By Rapaport News RAPAPORT… 香港に拠点を置く小売業者 Chow Sang Sang は、消費者と合成ダイヤモンドのブランドをつなぐ電子商取引サイトを立ち上げ、ラボグロウン分野に正式に参入しました。 このサイトは「The Future Rocks」と呼ばれ、米国、英国、イスラエル、日本、その他の国々のブランドを取り揃えています。 中国本土の小売業者は、一般的に米国よりもこの分野の需要が少ないにもかかわらず、ラボグロウンに足を踏み入れ始めています。昨年、Chow Tai Fookは人工石を使用したジュエリーを試験的に発売しました。 The Future Rocksは、自社製品を「良心を持った宝石」として紹介し、「将来の世代のために正しいことをするよう努力している」とサイトで主張している。社会的責任のあるブランドと提携している、とウェブページは付け加えている。 また、このサイトでは、天然ダイヤモンド業界について直接的な表現がなされています。 よくある質問(FAQ)」によると、「地殻から高価な石を採取することは、土地や野生生物、地域社会の転居を引き起こす可能性があります」。”歴史上、人類は利己的な理由で低賃金の労働力を搾取する傾向があります。” ライフスタイル誌「Tatler」のスポンサー記事によると、同社の使命はラボグロウンダイヤモンドを「主流」にし、「トレーサビリティ、持続可能性、倫理的実践」を重視する「環境に優しい新時代」を切り開くことだと、CEOのAnthony Tsangは述べている。 デビアスのサイトホルダーであり、アローザの契約クライアントでもあるChow Sang Sangは、Rapaport Newsからのコメント要請に応じませんでした。 売上高が急増 一方、2020年末にかけて中国経済が再開したことで、Chow Sang Sangの2021年のグループ売上高は47%増の219億9000万香港ドル(約28億1000万ドル)となった。2021年上半期は急増したと、宝石商は水曜日に発表した。利益は18%上昇し、6億3980万香港ドル(約8180万円)。 中国本土からの収益は65%増の143億2000万香港ドル(約18億3000万円)に急増した。上半期の売上高は94%伸びたが、6月から12月にかけては43%に鈍化し、これは主にCovid-19規制が初めて解除された2020年下半期と比較してベースが高いためだと、小売業者は指摘した。香港とマカオの売上高は、パンデミックが緩和され、政府が経済活性化のためにバウチャーを配布したため、27%増の54億2000万香港ドル(6億9230万ドル)に達したという。 昨年記録した売上高急増は、コロナウイルスの再流行と地政学的緊張が金価格を押し下げる中、2022年には低迷し始めたとChow Sang Sangは述べた。 “2022年に向けて期待は高まっていた:中国本土での事業は堅実な回復を実現していた。”と同社は指摘する。「しかし、旧正月休みの頃、パンデミックの第5波が香港を襲い始め、売上の上昇を一掃してしまった。厳しいパンデミック対策で、小売業はほとんどストップしている。多くの店舗で営業停止と再開を余儀なくされ、全店舗で取引時間の短縮を余儀なくされた。” 香港とマカオの売上は、2022年の最初の2ヶ月で前年比14%減、3月前半は60%減となった。中国本土では、1月と2月の売上は前年比12%増だったが、3月の最初の2週間は30%減となった、という。 Image: A Chow Sang Sang store in Beijing, China. (Cathy Tam)

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ロシアの制裁により、ラボグロウンダイヤモンドが普及する可能性

ロシアの制裁により、ラボグロウンダイヤモンドが普及する可能性 REUTERS/MAXIM SHEMETOV Banned. By Tiffany Ap Published March 16, 2022Last updated March 18, 2022 米国がロシア産ダイヤモンドを禁止したことで、ラボグロウンストーンの魅力がますます高まっている。 米国財務省によると、ロシアは世界の天然ダイヤモンド供給の約3分の1を占めており、ロシアの生産量の約90%は、国営の世界最大のダイヤモンド採掘会社であるアローザが占めているとのことです。 業界の専門家は、今後数カ月でダイヤモンドの価格が2桁に跳ね上がり、ラボグロウン(人工石)の売り上げが伸びると予想している。 米国がウクライナ侵攻に対するロシアへの広範な懲罰措置の一環として禁止令を発表する以前から、コンサルティング会社のケネス・リサーチは、ラボグロウンダイヤモンド市場が2028年までに平均9%成長すると予測していた。デビアスのような伝統的な天然ダイヤモンドの大手企業でさえ、その販売を始めている。 ダイヤモンドの需要は急増 この禁止令は、すでに供給が逼迫している時に出されたものです。 コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーのレポートによると、ダイヤモンドジュエリーの小売売上は昨年、2020年比で29%急増し、パンデミック前の水準よりも11%増加しているとのことです。 高級ジュエリーブランドHaus of Brillianceの創業者Monil Kothari氏は、「ジュエリー業界にとって、歴史的な大当たりでした」と述べています。「供給が減ったので、誰に聞いても儲かった。市場に流動性があり、家で退屈している人たちが自由裁量の現金を持っていたのです」。 宝飾品製造の大半が行われているインドでの人件費高騰も、ダイヤモンド価格上昇に拍車をかけている。 これと同時に、結婚式の規制が緩和されたことで、結婚式の需要が高まっています。The Wedding Reportによると、2022年の婚礼件数は250万件と推定され、米国では1984年以来最多となる。つまり、結婚式の出席者(花嫁もゲストも)は、その機会にジュエリーを探すことになる。 ラボグロウンダイヤモンドの可能性 この禁止令が与える影響の全容は不明である。ダイヤモンドの原石は通常、インドや中国に送られ、カットなどの加工を受けるため、原産国がわからなくなる。しかし、米国が禁止したビルマ産ルビーが示唆するように、バイデン政権は仲介業者を介してダイヤモンドが到着する機会を封じようと動くだろう。 ラボグロウンダイヤモンドを販売するALTR Created Diamondsの創設者であるAmish Shah氏は、倫理的な理由であれ予算的な理由であれ、消費者はより多く合成の選択肢に目を向けるようになると考えています。米国当局がロシア産ダイヤモンドを厳しく審査した場合、価格は15~25%上昇する可能性があるが、その影響が波及するのは数カ月後だろうと同氏は推測している。 通常、自然採掘のダイヤモンドと同じ値段で、品質に妥協することなく、50%近く大きな石を手に入れることができる。同時に、このラボグロウンダイヤモンドは、二酸化炭素排出量が少なく、コンフリクトフリーであることが保証されている。これは、ウクライナでの戦争に反対する世界の消費者に強く響くだろうとシャー氏は期待している。 しかし、ラボグロウンダイヤモンドは消費者の需要の一部を満たすことはできても、ロシアの供給量を完全に代替することはできない。ラボグロウンダイヤモンドの総生産量は約800万カラットで、2021年にアローザ社だけで供給した3240万カラットよりはるかに小さい。  

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