
Z世代にも受け入れやすいダイヤモンドジュエリー 桑山が満を持してラボグロウンを展開
Z世代にも受け入れやすいダイヤモンドジュエリー 桑山が満を持してラボグロウンを展開 オリジナルジュエリーをはじめ、幅広い製品の企画・デザインから製造・販売、 サービスまで一貫体制の総合ジュエリーメーカー㈱桑山は、昨年50周年を迎え、 さらに多様な要望に応える商品や企画を展示・紹介した。 高い信頼性と優れた機能性を備えたマシンチェーンやデザインチェーンをはじめ、 安定した供給力と確かな検査体制が整えられた素材としてのダイヤモンドとダイ ヤモンドジュエリーに、アコヤ真珠をはじめとする素材としてのパールと様々な パールジュエリーを提供する他に、国内外のジュエリーブランドに向けて、 「CUT RING」、「DIAMOND JEWELLERY」、「Dolce Festa」、「G&P」、 「HARMONY」、「Color Stone」など様々なコレクションを展開する桑山が、 満を持して発表したのが、ラボグロウンダイヤモンドをつかったシリーズ。 これまで約2年を掛け、天然ダイヤモンドと決して混ざることがない流通の 仕組みによる管理体制と環境を整えてきたことと、年々話題性が高まってきて いることに合わせシリーズ展開を開始した。 ラボグロウンダイヤモンドが登場した頃は、天然ダイヤモンドの価格の半分 位と言われていたが、桑山のシリーズでは、3割~5割の間で価格設定が行 われており、ラボグロウンダイヤモンドを安売りする業者によって価格が若干 不安定になることを懸念した価格設定となっている。 また、ラボグロウンダイヤモンドの供給はインドから受けており、すべてに 「LGD」との刻印が打たれているモノを使用している。 コレクションの特長としては、①ラボグロウンダイヤモンドに対する抵抗を 取り除くため、ハンドクラフトを感じさせる温かみのあるデザインを切り口に、 手作業での彫り作業を取り入れるなど、あえて手作り風の作り方をすること で、人の手が感じられる作品にしている、②カラーダイヤモンドやポインター を使用した希少性を楽しめるジュエリー、③ブライダルの提案の3つ。さら に、Z世代にも受け入れやすい価格設定のダイヤモンドジュエリーになってい る点も見逃せない。 業界内ではスローな動きと見解が示されているが、海外市場を始め国内 の業界外では多数のブランドがEC販売を中心に活発に動き出しているの で、今後に注目だ。