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京都の老舗ジュエラー「IMAYO」、NYで初のポップアップショップ

京都の老舗ジュエラー「IMAYO」、NYで初のポップアップショップ 2022.05.25 京都発祥のジュエリーの老舗「 IMAYO(今与)」初のポップアップショップが5月6日~8日、ニューヨーク・ミッドタウンの精進料理店「Kajitsu」(125 East 39th Street, New York)で開催された。 IMAYOは1861年、京都・五条堺町に17代にわたり続く小間物屋「藤屋(ふじや)」の番頭だった今西與兵衞(よへい)が、主人・清兵衞の娘きぬと結婚、のれん分けを許されて創業したのが始まり。2012(平成24)年には創業150周年を迎え、「今に、未来に、輝きを与える」達人を目指す集団として再定義。これを機に表記のみを「IMAYO(今与)」として、新しいジュエリーを生み出し続けてきた。 ニューヨーク初となる展示会では、同社シグニチャーブランドの「Kagayoi(かがよい)」をはじめ、ラボグロウンダイヤモンドを用い「新しいダイヤモンド」を提案するブランド「SHINCA(シンカ)」、コンテンポラリーなデザインで遊び心を表現するという「Hyacca(ヒャッカ)」の商品を展示した。 「Kagayoi(かがよい)」は京都御所の御所車の車輪をモチーフにした「かぐるま」シリーズや十二単をモチーフにした「はなかさね」など、日本の伝統的な文化にインスパイアされたシリーズ。他にも、「はなもんよう」シリーズは、七宝文様、水玉文様など日本で愛されてきた文様をモダンに解釈したジュエリーとして幅広い層の人気を集めたという。「SHINCA」はエシカルな生産方法で注目を集めるラボグロウンダイヤモンドブランドを用いたブランド SINCA IMAYOの今西信隆社長は「当社は長い歴史を持ちながらも、常に伝統と革新の共存を追い求めている。それぞれのブランドの中にも、デザインや生産方法、長年ジュエリーを手がける当社ならではの職人の技術など、伝統と革新を見てもらえると思う」と話す。 次回の展示会は9月、ニューヨークで予定する。  

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ラボグロウンダイヤモンドの需要は高所得国で高まりを見せる – [Rough & Polished]

ラボグロウンダイヤモンドの需要は高所得国で高まりを見せる – [Rough & Polished] 2022.05.24 世界の鉱業専門分析メディアであるRough & Polishedは5月23日、貴石、ダイヤモンド原石及びポリッシュダイヤモンド市場の専門アナリストであるアナスタシア・シュラムコのインタビューを掲載した。 彼女は、GemAcademia(International Center for Business and Gemology)およびモスクワ州立大学宝石学センターと共同で実施されたコース「Lab-GrownDiamonds:Gemology and the Market」の著者として知られている。 アナスタシアは、情勢がラボグロウンダイヤモンド市場に与える影響、ラボグロウンダイヤモンドのマーケティングと市場の見通し、価格設定とラボグロウンダイヤモンドパイプラインの原理について語った。 以下インタビュー内容 ラボグロウンダイヤモンドやその他宝石はどのように業界を変えたか? まず理解のために、ここでは「ラボグロウンポリッシュダイヤモンド」又は「グロウンポリッシュダイヤモンド」という用語を使用します。これは、「ラボグロウン(合成)ダイヤモンド原石からカットして研磨したポリッシュダイヤモンド」を意味します。 また、ロシア連邦法第41号では、説明のない「ラフダイヤモンド(ダイヤモンド原石)」および「ポリッシュダイヤモンド」という用語は天然石を意味します。また、天然ダイヤモンド原石とラボグロウンダイヤモンドは、化学組成、結晶格子構造、物理的特性及び光学的特性など、全ての基本パラメーターが同一です。 2022年には、ラボグロウンポリッシュダイヤモンドが市場でしっかりとその地位を獲得したことを認識しなければなりません。ロシアでさえ、ディーラーや消費者が不信感を抱く対象の目新しい商品ではなく、成熟した商品であり、個人と業界から需要があるのです。無色およびカラーのラボグロウンポリッシュダイヤモンドは、独自の市場ポジションと(主に「CIBJOラボラトリーグロウンダイヤモンドガイドライン」システムによる)独自のカテゴリーを確立した、新しいながら既に確立された商品です。 米国市場(現時点でラボグロウンポリッシュダイヤモンドの最大の消費市場)で非常に成功したマーケティングキャンペーンでは、天然ポリッシュダイヤモンド、ラボグロウンポリッシュダイヤモンド、およびダイヤモンド模造石の違いを明確に消費者に説明しています。米国の主要なオンラインマーケットでは、これら製品の明確なカテゴリ分けも見られます。そのため、購入者は自身の価値観、予算、目的に基づいて選択が可能です。同じ傾向がヨーロッパ、中国、そして驚くべきことに、最近ジュエリー市場向けラボグロウンポリッシュダイヤモンドに関心を持ち始めた日本でも見られます。 ロシアにおいてはこの分野での前向きな変化が見られますが、比較的遅いです。市場の専門家はこの分野を積極的に研究し、多くの正しい情報を提供することでロシアの潜在的な顧客の信頼向上に努めています。 間違いなく、ラボグロウンダイヤモンドの出現により、世界のジュエリー業界は変化しました。これは、ラボグロウンダイヤモンド原石が十分な説明によって(化学的に本物の)ダイヤモンド原石として認識されるという予測されたシナリオに従って起こりました。このダイヤモンドは天然ダイヤモンドの代替カテゴリーと認識され、偽造や詐欺の可能性を排除するあらゆる試みと業界関係者の教育が行われ、不安が緩和され、そして持続可能な価格設定ポリシーが形成されています。 最近の情勢(経済危機、パンデミック、および制裁)は、ラボグロウンダイヤモンドの需要と生産に関して市場にどのような影響を与えたか? 2020年には一般的に生産量が減少し、特にラボグロウンダイヤモンド原石のセグメントでは、多くの中国とインドの工場が数か月間操業を停止または減少させました。 2020年のラボグロウンポリッシュダイヤモンドの生産量2019年とほぼ変わらず、世界のポリッシュダイヤモンド市場の約7.5%を占めました。2021年には、私たちのデータではラボグロウンポリッシュダイヤモンドのシェアは8〜9%であると推定され(Zimniskyのデータでは7〜8%)、パンデミックによる劇的な変化は起こらなかったと言えます。 近年、宝石品質のもの(HPHTおよびCVD用)を含む、ラボグロウンダイヤモンド原石の新しい工場がロシアに設立されました。それらは主にラフ又はポリッシュのグロウンダイヤモンドを海外市場に販売することを目的としています。これら工場のおかげで、国内(ラボグロウンダイヤモンド)市場は徐々に生まれつつありますが、その量はまだ非常に少ないです。最近のロシアに対する制裁は購買力に全体的な悪影響を与える可能性がありますが、その影響はまだ感じられていません。 テクノロジー分野で大きな変化が見られますか? 現在、ダイヤモンド製造はコランダムやベリル(一般的に天然石の粉末を再結晶化することが多い)などの他の鉱物結晶の合成石よりも技術的に複雑です。2010年代半ば以降、HPHTに大きな技術的変化が見られました。 当時、ロシアの企業であるNew Diamond Technologyは、最初は5cts、次に10cts、さらに20ctsと徐々に大きくなるラボグロウンポリッシュダイヤモンドの製造で人々を驚かせました。しかし、HPHTセグメントには、非常に大きな宝石品質のポリッシュダイヤモンド(30ct以上)は存在しません。これは技術の限界によるものです。世界中のごく一部の企業が、7ct以上の(高いクラリティとカラーの)大きいサイズの高品質HPHTダイヤモンド原石の製造を実現でき、研磨済として10ct以上の高グレードHPHTダイヤモンドを生産できる工場はほとんどありません。 同時に、現在いわゆる「メレサイズ」ダイヤモンドを生産するための、ラボグロウンの小サイズダイヤモンド原石が不足しています。これは、そのカテゴリーの主な生産国である中国が、大きめのダイヤモンドの生産に切り替えているためです。ほぼ全てのラボグロウン「メレサイズ」ポリッシュダイヤモンドはHPHTダイヤモンド原石から生産されており、CVDのシェアはごく限られています。 CVDダイヤモンドに関しても、直近では目覚ましい技術的発展は見られていません。CVD法(によるダイヤモンド生産)は理論的にはサイズを制限しませんが、実際には現在の技術的には一定の限界があります。CVDラボグロウンポリッシュダイヤモンドの(商業的な)最大重量は9〜10ctsになります(実際には現在の時点での世界レコードは16.41cts G VVS2 プリンセスカット)。CVDで生産されるラボグロウンポリッシュダイヤモンドの平均サイズは1〜4ctsです。 CVD法ではカラーグレードの高いダイヤモンドが難しいという問題もあり、商業的な面では解決していません。(CVDではH-Jカラー又はそれ以下のカラーが一般的だが、一部の企業では高いグレードのものが可能、技術的には容易ではない。) 価格を決定する要因は何か? 現在、無色のラボグロウンポリッシュダイヤモンドの価格は、ラパポートプライスリストに基づいています。グレードとサイズに応じて、プライスリストから一定の割引が適用されます。ファンシーカラーラボグロウンポリッシュダイヤモンドの場合はより複雑で、生産企業または商社が価格を決定します。ファンシーカラーの作成プロセスは複雑で安定的な予測ができないため、価格決定は多くの要因に依存し、一定化されていません。しかしこの価格は天然ファンシーカラーダイヤモンドの市場価格とは関係なく、製造コストに基づいていると断言できます。 ラボグロウンダイヤモンド原石とポリッシュダイヤモンドの現在の「パイプライン」はどのようなものか? ラボグロウンダイヤモンド(原石及びポリッシュ)の主な特徴は、多くの場合に一つの会社が「ダイヤモンドパイプライン」内の流通のいくつかまたはすべての段階に関与していることです。 たとえば、米国のDiamond Foundry社(CVD)は、独自の生産ユニット(研究開発から安定生産まで)、ダイヤモンドのカット及びポリッシュユニット、ラボグロウンダイヤモンド原石の販売部門、独自のジュエリーブランド(VRAI)があり、 多くのデザイナーとコラボしています。また、同社は独自のマーケティングプログラムを実施していることで知られています。 インドの生産者は、インド(又はシンガポール)にラボグロウンダイヤモンドの生産工場(原石からポリッシュまで)を持っており、また米国など別の地域に自社ジュエリーブランド(通常はインド企業とは別の名前を使用)を持っています。 ファンシーカラーを含むラボグロウンダイヤモンドの史上見通しは何か? 現在、多くの専門家やアナリストは、市場全体におけるラボグロウンポリッシュダイヤモンドのシェアの着実な年間成長(安定した需要による)、価格設定ポリシーの修正、セグメントのさらなる差別化、エンドユーザーによるより良い理解を予測しています。長期的に市場に出回っているラボグロウンポリッシュダイヤモンドが天然ダイヤモンドに置き換えられるという大胆な予測まであります。実際に、天然資源の枯渇の点を考慮すると長期的には可能性があると言えます。 ラボグロウンダイヤモンドに対する態度の変化はどのようなものか?天然ダイヤモンドと同様の大きな需要があるか? ロシアでは、ラボグロウンポリッシュダイヤモンドに対する態度が7年間変化しています。私は2015年にラボグロウンダイヤモンド原石の(市場の)研究を始めました。当時、いくつかの主要な専門家(製造業者、科学者、モスクワ州立大学宝石学センターの専門家)と、ラボグロウンダイヤモンドについて特に興味を持っているディーラーを除いて、誰もそれについて知りませんでした。そしてラボグロウンダイヤモンドの市場は存在していませんでした。現在では多くの業界関係者はこれについて学びたいと願っており、カテゴリーを正しく区別し、鑑別の基本を理解し、問題を研究したおかげで(ラボグロウンダイヤモンドに対する)不安が減少し、良い理解が得られ、多くの消費者が関心を示し始めました。メレサイズの需要の確実な増加は既に観察されており、高所得国では、3カラット以上のラボグロウンポリッシュダイヤモンドの需要が高まるでしょう。 これはどこで最も人気があるか?...

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インドはラボグロウンダイヤモンド市場の獲得を推進する – GJEPC

インドはラボグロウンダイヤモンド市場の獲得を推進する – GJEPC 2022.05.23 インドの宝石産業と製品の促進を目的としてインド政府(GOI)によって設立されたGJEPC(宝石宝飾輸出促進評議会 – The Gem and Jewellery Export Promotion Council)は5月19日、ラボグロウンダイヤモンド産業圏(ラボグロウンダイヤモンドパーク)の設立を提案、ラボグロウンダイヤモンド生産の機器技術開発を促進、年間1億5000万カラットの増産を目指しインドのラボグロウンダイヤモンド産業の発展を重要なレベルに位置づけるとした。 GJEPCのコリン・シャー会長はピユシュ・ゴヤル商工大臣との会談で、「ラボグロウンダイヤモンドは、より強力で自立した国内のカット及びポリッシュ産業を構築し、継続させる可能性がある。」と述べた。 この新しいセンターは、インドのPLIスキームプランに該当する。このプランでは、外国企業に輸入税の減額やその他メリットを提供し、インドにショップを設立するように促す。約100万人の労働者を雇用し、年間4,000億ルピー(約51億ドル)の収益が見込まれている。研磨されたラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドの区別を明確にするために、GJEPCはラボグロウンダイヤモンドのトラッキングシステムを採用してサプライチェーンを監視できるようにすると述べている。 *PLIスキーム – 生産連動型インセンティブスキームのことで、インド国内で製造された製品の売上高の増加分を補助金として企業へ支払う、インド政府によるプログラム。 GJEPCはまた、政府に対して業界がラボグロウンダイヤモンド機器を1年間、より低い特別な関税レートで輸入する許可を検討するよう要請した。長期的な目標として、インドのセクターが機材を(自身で)製造することだとGJEPCは説明している。 またGJEPCはラボグロウンダイヤモンドの研究開発のための研究所として、グジャラート州に「メガコモンファシリティセンター」の設立、および実地訓練によるスキル開発計画の導入について話し合った。 「現在、インドはラボグロウンダイヤモンドの世界生産の約15%に貢献しており、現在自給自足している。しかし、将来の可能性を念頭に置いて、機器の生産における技術的自立と、ラボグロウンダイヤモンドの生産における指導的地位を維持する必要がある。ダイヤモンド研磨に関するインドの専門知識(的優位性)を考えると、(天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの)研磨プロセスはほぼ同様のため、インドはラボグロウンダイヤモンドの分野でも確固たる地位を築かなくてはならない。」とGJEPCは述べた。 このラボグロウンダイヤモンドパークが設立され、PLIスキームが組み込まれた機器開発計画が動き始めれば、インドのラボグロウンダイヤモンド分野では大きな動きが出るだろう。  

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第1回 国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(LGD-IDIC)レポート – 中国広州

第1回 国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(LGD-IDIC)レポート – 中国広州 2022.05.21 2022年5月18日19日に中国広州で、第1回国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(China International Laboratory-Grown Diamond Industry Development and Innovation Congress[LGD-IDIC]、主催:広州ダイヤモンド取引所)が開催された。 本会議は「サスティナビリティ、機会の創出、および国内ラボグロウンダイヤモンド産業エコシステムの構築」をテーマにしており、コロナによる中国各地での影響が大きい中、オフラインとオフラインを組み合わせて開催され、多くの業界関係者が世界各地から参加した。 開会に際し、開催地である広州の商務局、広州市番禺区などが挨拶、またCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)会長であるGaetano Cavalieriがオンラインでメッセージを送った。 また広州ダイヤモンド取引所は、CCIC(中国検査認証グループ)、広東省環境権益取引所、山西新炭素超硬材料科技、上海征世科技(ZS Technology)、寧波晶鑽科技(CRYSDIAM)、LUSANT、THE FUTURE ROCKS、CARAXYなどの企業と共同でボグロウンダイヤモンドのサスティナビリティ評価に関する協力覚書に署名、ラボグロウンダイヤモンド産業のサスティナブルな発展と支援及び促進のための「ラボグロウンダイヤモンドのサスティナビリティ評価要件」作成について議論した。 広州ダイヤモンド取引所は「LGD-IDICラボグロウンダイヤモンド産業発展インベーション会議シンクタンク」を設立、ダイヤモンド産業の専門家と産業連盟代表の交流プラットフォームを構築し、ダイヤモンド産業の質の高い発展を支援する。 GIAダイヤモンド鑑定部のシニアマネージャーであるSally Magana博士は「ラボグロウンダイヤモンド業界の過去、現在、未来」というテーマで講演を行い、ラボロウンダイヤモンドの世界的な状況について説明、生産状況の移り変わりから生産サイズの変化、生産に占める色の分布、HPHTとCVDの生産量の推移など、生産と流通の技術的また数量的な発展について詳細に説明した。またGIAによるラボグロウンダイヤモンドの鑑定発行が2021年から急激に増加していることも明かしている。 18日の「ラボグロウンダイヤモンド産業のサスティナブルな開発」というテーマのラウンドテーブルデスカッションでは、ダイヤモンド業界アナリストPaul Zimnisky、CRYSDIAM、Diamond Foundryが市場規模、技術発展、製品など面で意見を共有し、NITC(国家宝石品質検査検査センター)、CCIC(中国検査認証グループ)、広東省環境権益取引所は、第三者機構が産業発展に提供する検査、評価認証と炭素市場総合サービス支援について協議した。サスティナブルファッションプラットフォームcanUは、ファッション業界のサスティナブル事例を紹介し、ラボグロウンダイヤモンドとファッション業界のシナジーについて提案した。 19日の「ダイヤモンドブランド、マーケティングと市場発展」をテーマにしたラウンドテーブルデスカッションでは、Sarine 香港支社長、The Future Rocks CEO、CARAXY創業者、LIGHT MARK(小白光)創業者、DOFE STORY会長、Hill & Co CEOなど、ラボグロウンダイヤモンドやマーケティング、テクノロジー分野でのスペシャリストが集まり、ラボグロウンダイヤモンドのブランド概念やマーケティング戦略に関しての議論を交わした。 LIGHT MARKは自社の戦略について、「消費者の考え方に焦点を当てるべきだ」と述べた。「業界の初期においては、どのよう消費者の新しいニーズを満たし、いわゆる痛みと課題を解決し、消費者のために良い製品、良いブランド、カルチャーをしっかりと創造するにかかっている。」と説明した。LIGHT MARKは2021年1月に上海に最初の店舗を設置、2022年初めにこの店の業績は15倍の成長を遂げた。一年後の現在、ブランドは全国に14の店舗を設置、2021年5月にはネットモールのTmallで運営を開始し成功をおさめている。同ブランドは「カラットフリー」をブランドコンセプトにZ世代の新文化を作ったとしてテレビやSNSなどで取り上げられている。 Sarine香港のNoyは「ラボグロウンダイヤモンドはテクノロジーによって生み出される商品であり、テクノロジーを利用したダイヤモンドのプレゼンテーションと相性が良くシナジーを生み出せる。ラボグロウンダイヤモンドの魅力をテクノロジーによってさらに引き出せるはずだ。」とした。 また香港を拠点とするThe Future Rocksはこの分野での世界全体の発展性に注目、特に今後発展が見込める市場として日本と中国本土の名前を挙げた。同社にとって日本市場には特に注目度が高く、日本市場向けにプロモーションキャンペーンを間も無く開始する予定であることを、この会議の中で明かした。 中国は長い間世界最大のラボグロウンダイヤモンド生産国であったが、決して消費国として目立った国ではなかった。それが、この数年間で急激に大きく変化を遂げようとしている。かつて中国のラボグロウンダイヤモンド産業に関する議論は「品質・技術」そして「コスト」が主なトピックであったが、今回の会議においては「サスティナビリティ」「社会への対応」「ブランディング」「マーケティング」などに大きな重点が置かれており、世界最大の生産国から世界最大の消費国へ、そしてラボグロウンダイヤモンド産業の生産と消費の両面において世界的にイニシアチブを取ろうとしている姿勢が垣間見える。    

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ラボグロウンダイヤモンドって?天然ダイヤとの違いやおすすめの選び方

ラボグロウンダイヤモンドって?天然ダイヤとの違いやおすすめの選び方 2022年5月21日 10時58分 コスモポリタン 近年、ショッピングをする際の新しい価値基準としてサステナブルな手段で生産されたアイテムが注目されています。そのひとつとして、ジュエリーの新しい選択肢として浸透し始めているラボグロウンダイヤモンド。日本でも徐々にブランドが増え、注目を集めています。 今回は、2018年に日本初のラボグロウンダイヤモンドブランドとしてスタートした「SHINCA」にインタビュー。ラボグロウンダイヤモンドの基礎知識や、天然ダイヤモンドとの違い、メリットや選び方を聞きました。 【INDEX】 ラボグロウンダイヤモンドとは? 天然ダイヤモンド・合成ダイヤモンド・人工ダイヤモンドの違い ラボグロウンダイヤモンドの魅力 ラボグロウンダイヤモンドのおすすめの選び方 ラボグロウンダイヤモンドのお手入れ方法 解説:株式会社今与 樋口直也さん ラボグロウンダイヤモンドとは? 地下から採掘された天然ダイヤモンドと同じ成分で、ラボラトリー(地上)で生産されたダイヤモンドのことを言います。 ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと化学組成や特徴が全く同じ。不純物(窒素)を含まない状態で結晶化されるので、その美しさは、際立った透明感、輝きを持つとされています。 作り方としては大きく分けて、天然ダイヤモンドの生成環境を再現したHPHT(High Pressure and High Temperature:高温高圧法)と、大粒でクリアなダイヤモンドに適したCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相蒸着法)の2種類。世界各地で作られています。 天然ダイヤモンド・合成ダイヤモンド・人工ダイヤモンドとの違い 天然ダイヤモンド 何千年もの時を経て生成され、地下から採掘したダイヤモンドのこと。 合成ダイヤモンド アメリカでは、ラボ(研究所)グロウン(育つ)という名前の通り、地上で生成された合成ダイヤモンドが「ラボグロウンダイヤモンド」という呼び名で浸透してきています。 一般社団法人日本ジュエリー協会の取り決めでは「ダイヤモンド=天然ダイヤモンド」のことを意味するため、天然ダイヤモンドと全く同じ構造、特性を有していても、人工的に生産されたものは「合成ダイヤモンド」と呼ぶとされています。 人工ダイヤモンド 実はジュエリー業界では、「人工ダイヤモンド」という言葉は存在しません。また、人工的に作られたダイヤモンド、モアサナイトなどは、「合成石」とカテゴライズされ、キュービックジルコニアは天然には対応物が存在しないため、「人造石」に分類されます。 ラボグロウンダイヤモンドの魅力 価格メリット 当社比でも、天然に比べて1/2~1/3の価格で販売することができます。同じ素材でここまで価格差が出ることは大きなメリットとも言えますし、特に石のサイズが大きくなればなるほど、この価格差を感じていただけるでしょう。 天然ダイヤモンドと比べてサステナブル ラボグロウンダイヤモンドの生成過程は地球環境に優しく、社会との調和性にも優れています。次世代のために安定して供給できるサステナブル(持続可能)な生成方法にも注目が集まっています。 ラボグロウンダイヤモンドのおすすめの選び方 予算に対して思ったよりも大きなダイヤモンドも選んでいただけるので、そういったものをぜひ手にとって頂けたらうれしいです。 でも、一番大切なのは自分に似合っているかどうか。なので、高価だから、石のサイズが大きいから、といった理由だけでなく、自分で身に着けてみてピンと来たものをおすすめしています。そういったジュエリーを選んでいる時のお客様の表情は特別に見えるものです。 ラボグロウンダイヤモンドのお手入れ方法 ゴールドなどの地金を使っている場合、汚れていると感じたら中性洗剤を入れたぬるま湯のなかでお手入れしてください。汚れが溜まってい部分をブラッシングし、水でよくすすいで乾燥させましょう。 SHINCAでも行っていますが、ブランドによっては店舗にジュエリーを持っていくと超音波洗浄機などでケアしてくれるサービスもあります。 まだまだ生産過程において日進月歩ですが、可能性を秘めた素材であるラボグロウンダイヤモンド。 きれいなダイヤモンドをよりリーズナブルに持てるチャンスが広がるという期待もあるので、ラボグロウンダイヤモンドの基本的な知識をきちん知ったうえで、自分に合ったものを選ぶのもいいかもしれません。 SHINCA 2018年にローンチした、日本初のラボグロウンダイヤモンドブランド。江戸時代の文久元年(1861年)に京都で宝石商として創業した「今与」は160年の歴史を持つ老舗ジュエラーでありながら、革新と伝統を重んじながらも常に時代とともに新しい提案を行い、同ブランドをスタート。そのクオリティや、地金の美しさなどに定評があり、銀座、京都、シンガポールの3店舗とオンラインでも購入可能。

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インドがラボラトリーグロウン市場の獲得に乗り出しています。

  インドがラボラトリーグロウン市場の獲得に乗り出しています。 May 19, 2022 7:19 AM By Rapaport News RAPAPORT…宝石・宝飾品輸出促進協議会(GJEPC)は、ラボグロウンダイヤモンドパークの開設を提案し、同セクターの成長と年間1億5000万カラットの追加加工に貢献することを明らかにしました。 GJEPCのColin Shah会長は、火曜日にPiyush Goyal商務大臣と会談し、「ラボグロウンダイヤモンドは、より強力で自立した国内カット・研磨産業を構築・維持する可能性を秘めています」と述べました。 この新センターは、インドの生産連動型インセンティブ(PLI)プランに該当し、外国企業がインドに進出する際に、輸入関税の引き下げやその他の特典を提供するものです。雇用者数は約100万人、年間売上高は4000億インドルピー(約51億円)を見込んでいる。カット・研磨されたラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドの区別を維持するため、GJEPCは合成石の追跡システムを採用し、サプライチェーンを監視できるようにする、と指摘した。 また、GJEPCは政府に対し、業界がラボグロウンダイヤモンドの機械を1年間、低廉な譲許価格で輸入することを許可することを検討するよう要請した。長期的な目標は、インドの産業界がその機械を製造することだとGJEPCは説明している。 さらに、ラボグロウンダイヤモンドの研究開発のための研究所や、グジャラート州に「Mega Common Facility Centre」を設立すること、OJTによる技能開発計画を導入することについても議論された。 GJEPCは、「現在、インドはラボグロウンダイヤモンドの世界生産量の約15%を占めており、現状では自給自足が可能である」と述べている。「しかし、将来の可能性を考慮すると、機械の生産における技術的自立とラボグロウンダイヤモンドの生産におけるリーダーとしての地位を維持する必要がある。ダイヤモンド研磨におけるインドの専門性を考えると、研磨のプロセスが似ていることから、インドがラボグロウンダイヤモンドの分野でもしっかりとした地位を築くことが不可欠である。 Image: Lab-grown diamonds. (Keystar Gems)    

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ラボラトリーグロウンダイヤモンドって何?

ラボラトリーグロウンダイヤモンドって何? Nipun Kochar Founder at Jewelbox, lab grown diamond jewellery ラボラトリーグロウンダイヤモンドって何?ラボラトリー・ダイヤモンドは、本物のダイヤモンドです。外観や化学組成など、あらゆる面で天然ダイヤモンドとまったく同じです。 私たちのコレクションをご覧いただき、ダイヤモンドの新しい時代を体験してください。手頃な価格でサステナブルなジュエリーを身に着けて、輝きを放ってください。    

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第1回 国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(LGD-IDIC)を開催 – 中国広州

第1回 国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(LGD-IDIC)を開催 – 中国広州 2022.05.15 中国・広州ダイヤモンド取引所(Guangzhou Diamond Exchange – GZDE)は、2022年5月18日、19日に第1回となる中国国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(China International Laboratory-Grown Diamond Industry Development and Innovation Congress[LGD-IDIC])を開催する。 この会議は、サスティナビリティ、機会の創出、および国内ラボグロウンダイヤモンド産業エコシステムの構築を目的としている。 ラボグロウンダイヤモンドの主要生産国として中国の生産量は世界の半数以上にのぼり、生産分野に関して強い競争優位性を持っている。しかし現時点ではそのラボグロウンダイヤモンドの大半は輸出されており、中国国内においてのラボグロウンダイヤモンドの小売を含むマーケットはまだ期待されるレベルに達していない。これは中国のラボグロウンダイヤモンド産業の課題であり、この会議では生産能力と国内消費者市場の可能性に焦点を当てサスティナブルな開発を促進することを意図している。 LGD-IDICは、業界間の緊密な協力を促進し、安定した成長、持続可能で長期的な需要を促進するためのイニシアチブを取ることを目指している。LGD-IDICはシンクタンクフォーラム、展示会、取引イベント、業界賞、ジュエリー&アクセサリーデザインコンペティションなどのイベントで構成され、国際的なラボグロウンダイヤモンド業界、及びダイヤモンド業界関係者が参加する予定となっている。 シンクタンクフォーラムのゲストとして、陆太进博士(NGTC首席科学者)、Sally Magana(GIAダイヤモンド鑑定シニアマネージャー)、敬静(豫園ジュエリーファッショングループ執行総裁)、李杨(Diamond Foundry中国総責任者)、刘韧(Light Mark 小白光[LGDブランド]共同創始者)、Bernold Richerzhagen(Synova CEO)、Noy Elram(Sarine Hong Kong 支社長)など、他にも多くの業界キープレイヤーが名を連ねている。(予定・順不同)

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米カップルの約4分の1がラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪を購入 – BriteCo調査報告

米カップルの約4分の1がラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪を購入 – BriteCo調査報告 2022.05.15 米国の大手ジュエリー保険会社であるBriteCoは、“2022 ダイヤモンドエンゲージメントリングレポート”を発表、最新の米国ブライダルジュエリー小売市場の調査データを公開した。 このレポートでBriteCoは2022年春の婚約及び結婚シーズンに向けて、消費者がラボグロウンダイヤモンドに対する前向きな姿勢を示していること、婚約指輪の予算が大幅に増加しているを示した。 ダイヤモンド全体の傾向 2021年のダイヤモンドエンゲージメントリングの(天然ダイヤモンド、ラボグロウンダイヤモンドを合わせた)平均単価は7,011ドルで、前年の2020年より6.1%増加している。またセンターストーンのダイヤモンドの一般的なサイズは1.0〜1.5カラットで、平均サイズは2020年の1.20カラットから2021年には1.32カラットに増加している。 天然ダイヤモンドエンゲージメントリング 調査データによると、天然ダイヤモンドエンゲージメントリングの平均単価は、2020年の7,197ドルから2021年には8,053ドルに11.9%増加した。天然ダイヤモンドのセンターストーンの平均サイズは2020年の1.16カラットから2021年には1.25カラットに増加している。 ラボグロウンダイヤモンドエンゲージメントリング ラボグロウンダイヤモンドを使用したエンゲージメントリングの購入割合は2021年で28.4%であり、2020年の18.7%から大幅に増加している。またラボグロウンダイヤモンドエンゲージメントリングの2021年の平均単価は4,383ドルで、2020年の4,037ドルから8.6%増加した。ラボグロウンダイヤモンドのセンターストーンのサイズは2021年平均が1.49カラットで、2020年の1.34カラットから大幅に増加しているが、これは昨年ラボグロウンダイヤモンドの価格が下がったことも要因として関係している。 その他傾向について また、調査に回答した60%がエンゲージメントリングに2,500ドルから10,000ドル以上を費やしており、38%がエンゲージメントリングは家や車以外で最大の買い物であり、81%が実店舗での購入を選択したと述べている。 またデザイン傾向としては、過去2年の調査で最も人気のあるスタイルはソリティアとハローであり、全体の購入の40%以上を占めている。地金では依然ホワイトゴールドが最も高い人気を誇る。グレードの傾向としては人気があったのは、G-SI1、H-SI1、H-SI2、G-VS2、H-VS2だった。 *上記のデータは全てアメリカ市場を対象にした調査なので注意して頂きたい。 BriteCoについて 2018年に設立されたBriteCoは、デジタル時代のジュエリー業界に対応した大手保険テクノロジー企業。使いやすいアプリケーション、優れた補償、手頃なサブスクリプションなどにより、ジュエリーと時計保険の購入プロセスを改革している。BriteCoの革新的な評価システム技術は、全米の3,000を超える小売宝石店で使用されている。  

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ラボグロウンダイヤモンド

何故ラボグロウンダイヤモンドの売上が急増しているのか[CNN]

何故ラボグロウンダイヤモンドの売上が急増しているのか[CNN] 2022.05.01 米国のCNN Businessは4月27日、「何故ラボグロウンダイヤモンドの売上が急増しているのか(Why lab-grown diamond sales are surging)」と題する記事を掲載、瞬く間に数多くのメディアに転載され、議論の的になっている。以下、要約及びポイントと考察を記載したい。 提出されたデータ 公平な立場のダイヤモンドトレードアナリストであるEdahn Golanによると、直近の米国のダイヤモンド小売市場の状況は以下の通り。 a) 3月のデータによると、ラボグロウンダイヤモンドを使用した婚約指輪の販売が昨年と比較して63%増加したのに対し、天然ダイヤモンドを使用した婚約指輪の販売は同じ期間で25%減少した。 b) 2月のデータでは、ラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪の販売が+80%、天然ダイヤモンドの婚約指輪の売上は-13%であった。 (このデータはダイヤモンド専門小売市場のものであり、より範囲の広い総合的なジュエリー市場を含んでいない。ダイヤモンド専門小売市場のラボグロウンダイヤモンドの専有率は現在約7%であり、2020年の3%から大幅に増加している。) Edahn Golanは、天然ダイヤモンド業界の懸念は消費者が(ファッションジュエリーではなく)ブライダルジュエリーの領域としてラボグロウンダイヤモンドを受け入れるようになるのではないかという事だが、「それはもう既に起こっている」と述べた。 ラボグロウンダイヤモンドが売れる原因 Edahn Golanは『価格が安い』ことを主な原因として挙げた。 3月に販売された婚約指輪としての1ctのラボグロウンダイヤモンドの一般的な小売価格は2,318ドルだったと説明。(注:記事内でダイヤモンドのグレードには言及されていない) 同じサイズの天然ダイヤモンドは8,740ドル前後であり、ラボグロウンダイヤモンドは約73%も安価である。また、この安い価格によりカップルは(予算内で)更に大きな石を購入することができる、と付け加えた。 ロシアのウクライナ侵攻の影響で、元々供給に限りのある天然ダイヤモンドはAlrosaの制裁により更に価格が上昇する可能性がある。(ロシア産のダイヤモンド原石は世界供給の3割を占める) LAの宝石商Dan Moranは、「顧客はそれらについて非常に意識し、また知識を得ているため、ラボグロウンダイヤモンドはさらに普及しつつありる。 ラボグロウンダイヤモンドの主な購買層は40歳未満であり、価格に鋭敏だ。」と述べた。 またミレニアル世代やZ世代の間では、天然ダイヤモンドの調達に関する社会や環境に配慮したエシカルな考え方が広まっており、非伝統的な(ラボグロウンダイヤモンドの)婚約指輪の選択に影響を与えている。 各企業の視点 パンドラ(PANDY) 2021年、世界最大のジュエリー企業の一つであるPandora(PANDY)は、天然ダイヤモンドの使用をやめ、ラボグロウンダイヤモンドにシフトする可能性があると述た。(参照)同社は、サスティナブルなジュエリー促進の一環としてシフトを開始していると述べ、また多くの顧客がそれを求めていると述べた。 シグネット(SIG) 米国最大のジュエリー企業であるシグネット(Zales、Kay Jewellers、Jaredチェーンを所有)は、3月の収益でラボグロウンダイヤモンドジュエリーの魅力を挙げ、CEOであるヴァージニア・ドロソスは、ジュエリーポートフォリオでラボグロウンダイヤモンドを「急成長中のクラス」と呼び、今年大きく期待するジュエリーの1つとしてアナリストに伝えた。 Concierge diamondsでは1ctのラボグロウンダイヤモンド、2点のピンクサファイアをあしらった14金イエローゴールドのエンゲージメントリングがラインナップされており、センターストーンに応じて3,500ドルから販売される。また同社は需要の高まりに応えて、ZalesとKayJewellersの各ショップでラボグロウンダイヤモンドを使用したブライダルジュエリーを拡大したと述べた。 VRAI (DIAMOND FOUNDRY) DIAMOND FOUNDRYの小売ブランドであるVRAIは、パンデミックが多くの人々の生活を大きく変化させ、それによって社会的及び環境的な問題に対する重要性を深く意識させ行動を引き起こしていると主張した。 リセールバリュー この記事では購入者が考慮すべき事として、ラボグロウンダイヤモンドにはリセールバリューがないことを挙げた。製品として天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドを見分けることはできないが、専門の機関で見分けることは可能であり「消費者がそれに対していくらを支払ったかに関係なく、購入金額を上回るものを得ることはできないでしょう」とEdahn Golanは述べた。 (但し、一般的な天然ダイヤモンドも同様で、オークションで購入するような希少な天然ダイヤモンドでない限り、消費者が店頭でダイヤモンドを購入して店を出た瞬間にリセールバリューは購入額を下回る) リセールバリューが低いとしても、消費者がエンゲージメントリングを購入するのは「リセール」による経済的な価値を求めるためなのか、これは小売業界にとっての根本的な考え方の問題とも言える。 「(価値に関わらず)それを魅力的だと感じれば、それを誇りに思い身につけるでしょう。婚約指輪は決意と永遠の愛情の象徴を意味するからです。」とGolanは述べている。  

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