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カップルは天然ダイヤモンドから、より大きく安価なラボグロウンダイヤモンドに移行している[CNN]

カップルは天然ダイヤモンドから、より大きく安価なラボグロウンダイヤモンドに移行している[CNN] 2022.08.22 米国の大手ニュースメディアであるCNN Businessは、8月19日に「カップルはリングの天然ダイヤモンドを、より大きく安価なラボ製に交換している。(原題:Couples are swapping out natural diamonds in rings for larger, cheaper lab-made ones)」と題した記事を公開している。 米国はラボグロウンダイヤモンドの世界最大の消費国として知られおり、シグネット・ジュエラーズはラボグロウンダイヤモンドのラインナップを拡大している。また、パンドラは8月25日からラボグロウンダイヤモンドのコレクションの北米展開を開始する。その背景に、消費者のラボグロウンダイヤモンドへの関心の高まりがあることは明白だ。ラボグロウンダイヤモンドのマーケットはヨーロッパでも拡大を見せているが、日本を始めとしたアジアでも徐々に広がりを見せており、今後、欧米に追随した消費者意識の変化に伴い米国以外でも大きく需要が拡大することは想像に難くない。 CNN Businessの記事からは米国のラボグロウンダイヤモンド市場の現在を垣間見ることができる。 Ada Diamonds ラボグロウンダイヤモンドは消費者の間で非常に人気が高まっているため、一部のカップルは宝石店で、リングの天然ダイヤモンドをラボグロウンダイヤモンドに交換するように依頼しているという。 「ちょうど先週、結婚して数年になる3、4組のカップルが我々のところに訪れ、婚約指輪のダイヤモンドをアップグレードしたいと相談しました。」と説明するのは、ニューヨークに本拠を置く、婚約指輪を含むダイヤモンドとジュエリーのオンライン販売業者“Ritani”のCEOであるジョエル・クラインだ。それらの各カップルは、天然ダイヤモンドをより大きなものにアップグレードしたいと考え、ラボグロウンダイヤモンドを選択したという。 「天然ダイヤモンド事業が衰退しているわけではありません。しかし、ラボグロウンダイヤモンドの需要の伸びは非常に強力です。」とクラインは述べる。Ritaniでは昨年、2万件を超える婚約指輪の注文を受けており、天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの両方を扱っている。同社は30万点を超えるダイヤモンド在庫を保有しており、そのうちの3分の1はラボグロウンダイヤモンドだという。クラインによると、ラボグロウンダイヤモンドを使用したジュエリーの売上は現在Ritaniの売上の50%以上を占めている。 業界の専門家によると、ラボグロウンダイヤモンドの需要が急増している背景にはいくつかの要因があるという。 ラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドと全く同じように見えるが、その唯一の違いはプライスだ。ラボグロウンダイヤモンドは、同じサイズの天然ダイヤモンドよりもコストが大幅に低く、また特にミレニアル世代とZ世代に対しては環境意識と倫理的感覚に訴えかける。 Ritani Ritaniのカスタマー サービスマネージャーであるジュリエット・ゴメスは、カップルのリングのダイヤモンド アップグレードを担当している。「元のリングに1ctの天然ダイヤモンドがセットされている場合、現在では、元の1ctの天然ダイヤモンドの価格と同じかそれ以下の価格で3ctsまたは4ctsのラボグロウンダイヤモンドに交換されています。」と彼女は説明する。 Ritaniでは、天然ダイヤモンドを下取りするオプションも提供している。天然ダイヤモンドをラボグロウンダイヤモンドと交換することを選択する顧客もいれば、元の天然ダイヤモンドをペンダントなど別のジュエリーに作り替えることを選択する顧客もいるという。 サンフランシスコを拠点とするラボグロウンダイヤモンドジュエラーである“Ada Diamonds”の共同設立者であるリンジー・ラインスミスも、天然ダイヤモンドからラボグロウンダイヤモンドにアップグレードしているクライアントをよく見ると述べる。 「それだけではなく、2度目の結婚を予定しているクライアントがラボグロウンダイヤモンドを求めて私たちのところに来るケースも大幅に増加しています。彼らは最初の結婚では天然ダイヤモンドを購入したと思いますが、2度目の結婚ではラボグロウンダイヤモンドを選びます。」と彼女は説明する。「ダイヤモンドをアップグレードするお客様の全てが、より大きなサイズのダイヤモンドに交換することだけを意識しているわけではありません。彼らはラボグロウンダイヤモンドの品質にも注目しており、何か洗練された要素を望んでいます。」とラインスミスは付け加えた。 婚約指輪を初めて購入する人々も、ラボグロウンダイヤモンドを好む傾向が強い。2022年7月のデータによると、米国でのラボグロウンダイヤモンドを使用した婚約指輪の販売数は、昨年比で52%増加している。一方で、天然ダイヤモンドを使用した婚約指輪の販売数は昨年比で28%の減少となっている。 「消費者は予算を最大限に活用したいと考えており、予算の最大範囲で、より良いカラーとクラリティを持つ、より大きなダイヤモンドを手に入れたいと考えています。」とダイヤモンド業界のリサーチ企業として有名なエダン・ゴラン・ダイヤモンドリサーチ&データの業界アナリストであり創設者でもあるエダン・ゴランは述べる。 米国で婚約指輪に使用されるラボグロウンダイヤモンドの平均カラットは1.42ctで、価格は約3,800ドルだ。一方で、天然ダイヤモンドの平均カラットは0.81ct、価格は約4,209ドルだとゴランは述べている。「目で見て明らかに異なるサイズと、低価格によるためです。」と彼は説明する。 ラボグロウンダイヤモンドが消費者に受け入れられていることを示すさらなる証拠として、世界最大のジュエリーブランドであるパンドラは先週火曜日、米国とカナダで8月25日にラボグロウンダイヤモンドジュエリーコレクションを発売すると発表している。パンドラ・ブリリアンスと呼ばれるラボグロウンダイヤモンドのコレクションは、33点の商品で構成されている。リング、バングル、ネックレス、イヤリングが含まれており、それぞれがスターリングシルバー、14Kイエローゴールド、14Kホワイトゴールドの金属にVS+のラボグロウンダイヤモンドをセッティングしている。 「ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同様の美しさですが、より多くの人々へ、より少ない炭素排出量で提供できます。私たちはダイヤモンド市場を拡大し、業界がダイヤモンドによる地球への影響を軽減する基準となる革新的なジュエリーを提供できることを誇りに思っています。」と、パンドラのCEOであるアレクサンダー・ラシックは声明で述べた。

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ラボグロウンダイヤが老舗の救世主に?「ENEY」予想以上の反響のワケ

ライフスタイル 2022/06/07 14:00 ラボグロウンダイヤが老舗の救世主に?「ENEY」予想以上の反響のワケ シトウレイ , OFFICIAL COLUMNIST シトウレイの気になる人に会いに行く! 「ラボグロウンダイヤモンド」を使用したENEYのジュエリー 銀座の老舗百貨店「松屋」に、あるジュエリーブランドが新たな風を吹き込んでいる。サステナブルな石としても注目される「ラボグロウンダイヤモンド」を使用したブランド「ENEY(エネイ)」だ。 コロナ禍で伸び悩む松屋の新規事業として、2021年8月にスタートした同ブランドの魅力は、2万円からという手に取りやすい価格と、気軽に身につけられる多様なデザインである。 そんなENEYの世界観を、ブランディングディレクターとして立ち上げ時から支えているのが「Celvoke」元ディレクターの田上陽子。ナチュラルビューティー業界で多くの支持を集めてきた田上と、老舗百貨店がタッグを組んだ注目ブランドの戦略とは。シトウレイがインタビューする。 (左から)シトウレイ、「ENEY」ブランディングディレクターの田上陽子 ラボグロウンダイヤモンドとは? シトウ:そもそもラボグロウンダイヤモンドって? 天然ダイヤとどう違うか聞かせてもらってもいい? 田上:天然ダイヤは、地底で炭素が数千年から数億年かけて結晶化したものですよね。一方ラボグロウンダイヤモンドは、地底で炭素が結晶化する環境をラボ内に作って育てた合成ダイヤモンドです。欧米では3〜4年前から急速に市場を拡大しています。 合成とはいえ、いわゆる模造石・類似石とはまったく異なります。ダイヤを育てていくので、ふたつとして同じものはできません。アメリカでは、連邦取引委員会によって「ダイヤモンドである」と認められています。 また、天然資源を枯渇させるものではないので、サステナブルな石として海外のセレブリティの間で注目を集めています。ダイヤモンドの採掘現場では、様々な課題も残っていると言われています。ですので、私も「サステナブルな石」というところにとても共感しました。 シトウ:お値段的にも違うの? 田上:全然違います。天然ダイヤの半分ぐらいの価格で買える点も魅力ですね。 合成ダイヤのネガティブイメージを変える シトウ:ENEYは2021年8月にスタートして、日本でも少しずつラボグロウンダイヤモンドが浸透してきました。まさにゲームチェンジャーじゃないかなと。 「松屋」さんという銀座の老舗百貨店が立ち上げたブランドだという安心感があるからこそ、合成ダイヤにつきまとう”偽物?”というネガティブイメージを払拭できたのかなって。なぜ百貨店でやろうと思ったのですか。 田上:島田さん補足お願いしてもいいですか? 島田成一郎(松屋銀座 スタートアップ事業課長):僕が今の時代の消費者に受け入れられる、新規性のあるブランドを立ち上げたくて。元々売り場を担当していて、コロナ禍で客足が減少するのを目の当たりにしていたので、「現場ではこんなことが起きている、今までと同じことをやっていては生き残れない。だからやらせてください」って上に訴えたんです。 時間はちょっとかかりましたけど、「その熱意があるならやりなさい」といってもらえて。 田上:エナジーがありますよね! 島田さんは大学の先輩で、私がフリーになったのを聞きつけて、声をかけてくれたんです。 あえて攻める「ENEY」のデザイン シトウ:ENEYってどんなブランドなの? 田上:ENEYのコンセプトは「様々なエナジーを循環させる」です。「ENEY」という名前も、「any」と「energy」の造語なんです。例えば島田さんの熱い思いや、地球のエナジーへの感謝の気持ち、石を持つことでお客さまが感じるエナジーなど、いろんな「エナジー」がENEYをとりまいているイメージです。 私自身、コロナ禍でライフスタイルやウェルネスに関心が向き、「エナジーは目に見えないけれどとても大事なものだ」と気づいたので、このようなコンセプトにしました。 天然石は人にパワーを与えるといわれていますが、ラボグロウンは逆にパワーやエナジーを込めることができて、自分だけの石に育てることができるんじゃないかなと。そういう意味も込めています。 ジュエリーのデザインも「エナジー」をテーマにしています。シーズンごとに別のデザイナーにお願いしているのですが、その基準は「ブランドのコンセプトに賛同してくださる方」ですね。コンセプトはしっかり置いておいて、そこにいろんなデザイナーが考える「ENEYらしさ」が加わったらおもしろいなって。 シトウ:ファーストコレクションをお披露目会で見た時に、「攻めたねぇ!」って印象を受けました。 田上:まさに。「攻め」は常に意識していて。今までのダイヤモンドのイメージを変えたかったんです。バランスは大事ですけど、エッジのあるイメージにしたいと思っていました。天然ダイヤの使用シーンとしてオケージョンに限られている印象があったので、それを変えたいなと。 シトウ:なんだろう、「ザーマス系」とでもいうか。 田上:そう! ラボグロウンダイヤは値段も手ごろなので、デイリーに使ってもらいたいと思って。「かわいいな」と思って見たらダイヤがついていて、「ラボグロウンダイヤっていうんだ」みたいな自然な流れで入ってほしい。 安価なためカッティングも気軽にでき、いろんな形にデザインできるんです。今私がつけている半月型のダイヤも、天然石だともったいなくてなかなかこんな風にカットできません。 シトウ:衝撃的! こんなデザイン本当に初めて見る。こんなことやってもいいんだ! 田上:天然ダイヤではあまり使われないシルバーの台座の商品もあります。プラチナからシルバーにするだけで価格も下がるし、デイリーに使いやすくなるんですよね。 今まで天然ダイヤを使っていたお客さまにも、デザインを楽しめるということで興味をもっていただいています。 シトウ:一番人気のアイテムは? 田上: 繊細な輝きが特徴的なピクセルシリーズです。エナジーの原子を「小さな球体=ピクセル」で表現しているのですが、一つひとつの球体にカッティングが入っているからこその輝きなんです。日本の高い技術から生まれました。 PIXEL VERTICAL SYMMETRY RING TETRA(ピクセル 4連 チェーンリング)、税込2万6400 円 シトウ:うん! すごいキラキラしてる! いろいろ見ていると、同じブランドとは思えないくらいシリーズごとにデザインが全然違いますね。...

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京都の老舗ジュエラー「IMAYO」、NYで初のポップアップショップ

京都の老舗ジュエラー「IMAYO」、NYで初のポップアップショップ 2022.05.25 京都発祥のジュエリーの老舗「 IMAYO(今与)」初のポップアップショップが5月6日~8日、ニューヨーク・ミッドタウンの精進料理店「Kajitsu」(125 East 39th Street, New York)で開催された。 IMAYOは1861年、京都・五条堺町に17代にわたり続く小間物屋「藤屋(ふじや)」の番頭だった今西與兵衞(よへい)が、主人・清兵衞の娘きぬと結婚、のれん分けを許されて創業したのが始まり。2012(平成24)年には創業150周年を迎え、「今に、未来に、輝きを与える」達人を目指す集団として再定義。これを機に表記のみを「IMAYO(今与)」として、新しいジュエリーを生み出し続けてきた。 ニューヨーク初となる展示会では、同社シグニチャーブランドの「Kagayoi(かがよい)」をはじめ、ラボグロウンダイヤモンドを用い「新しいダイヤモンド」を提案するブランド「SHINCA(シンカ)」、コンテンポラリーなデザインで遊び心を表現するという「Hyacca(ヒャッカ)」の商品を展示した。 「Kagayoi(かがよい)」は京都御所の御所車の車輪をモチーフにした「かぐるま」シリーズや十二単をモチーフにした「はなかさね」など、日本の伝統的な文化にインスパイアされたシリーズ。他にも、「はなもんよう」シリーズは、七宝文様、水玉文様など日本で愛されてきた文様をモダンに解釈したジュエリーとして幅広い層の人気を集めたという。「SHINCA」はエシカルな生産方法で注目を集めるラボグロウンダイヤモンドブランドを用いたブランド SINCA IMAYOの今西信隆社長は「当社は長い歴史を持ちながらも、常に伝統と革新の共存を追い求めている。それぞれのブランドの中にも、デザインや生産方法、長年ジュエリーを手がける当社ならではの職人の技術など、伝統と革新を見てもらえると思う」と話す。 次回の展示会は9月、ニューヨークで予定する。  

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米カップルの約4分の1がラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪を購入 – BriteCo調査報告

米カップルの約4分の1がラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪を購入 – BriteCo調査報告 2022.05.15 米国の大手ジュエリー保険会社であるBriteCoは、“2022 ダイヤモンドエンゲージメントリングレポート”を発表、最新の米国ブライダルジュエリー小売市場の調査データを公開した。 このレポートでBriteCoは2022年春の婚約及び結婚シーズンに向けて、消費者がラボグロウンダイヤモンドに対する前向きな姿勢を示していること、婚約指輪の予算が大幅に増加しているを示した。 ダイヤモンド全体の傾向 2021年のダイヤモンドエンゲージメントリングの(天然ダイヤモンド、ラボグロウンダイヤモンドを合わせた)平均単価は7,011ドルで、前年の2020年より6.1%増加している。またセンターストーンのダイヤモンドの一般的なサイズは1.0〜1.5カラットで、平均サイズは2020年の1.20カラットから2021年には1.32カラットに増加している。 天然ダイヤモンドエンゲージメントリング 調査データによると、天然ダイヤモンドエンゲージメントリングの平均単価は、2020年の7,197ドルから2021年には8,053ドルに11.9%増加した。天然ダイヤモンドのセンターストーンの平均サイズは2020年の1.16カラットから2021年には1.25カラットに増加している。 ラボグロウンダイヤモンドエンゲージメントリング ラボグロウンダイヤモンドを使用したエンゲージメントリングの購入割合は2021年で28.4%であり、2020年の18.7%から大幅に増加している。またラボグロウンダイヤモンドエンゲージメントリングの2021年の平均単価は4,383ドルで、2020年の4,037ドルから8.6%増加した。ラボグロウンダイヤモンドのセンターストーンのサイズは2021年平均が1.49カラットで、2020年の1.34カラットから大幅に増加しているが、これは昨年ラボグロウンダイヤモンドの価格が下がったことも要因として関係している。 その他傾向について また、調査に回答した60%がエンゲージメントリングに2,500ドルから10,000ドル以上を費やしており、38%がエンゲージメントリングは家や車以外で最大の買い物であり、81%が実店舗での購入を選択したと述べている。 またデザイン傾向としては、過去2年の調査で最も人気のあるスタイルはソリティアとハローであり、全体の購入の40%以上を占めている。地金では依然ホワイトゴールドが最も高い人気を誇る。グレードの傾向としては人気があったのは、G-SI1、H-SI1、H-SI2、G-VS2、H-VS2だった。 *上記のデータは全てアメリカ市場を対象にした調査なので注意して頂きたい。 BriteCoについて 2018年に設立されたBriteCoは、デジタル時代のジュエリー業界に対応した大手保険テクノロジー企業。使いやすいアプリケーション、優れた補償、手頃なサブスクリプションなどにより、ジュエリーと時計保険の購入プロセスを改革している。BriteCoの革新的な評価システム技術は、全米の3,000を超える小売宝石店で使用されている。  

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天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンド。知っておくべき5つのこと

Natural Diamonds Vs. Lab-Grown Diamonds: 5 Things You Need To Know 公開日: 2022年2月1日 婚約指輪をお探しの方は、多くの小売業者が消費者に問いかけている最も大きな問題のひとつを提示されたことがあるのではないでしょうか。 Lab GrownかNaturalか?伝統的に、エンゲージメント リングの選択肢は天然ダイヤモンドだけでした。しかし近年、ラボ グロウンダイヤモンドの導入と人気の高まりにより、お客様はリングに最適なダイヤモンドを選ぶ際に、より多くの選択肢を手に入れることができるようになりました。 では、ラボグロウンと天然採掘の違いは何なのでしょうか。また、どこで購入できるのでしょうか。 1. ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと見た目が違うのですか? ラボラトリーグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドは肉眼では違いがありません。専門的に認定されたGIAの宝石鑑定士でさえ、特殊な機器を使用するか、GIAのような鑑定機関に送らない限り、この2つを見分けることはできないでしょう。 高倍率で見れば、ラボグロウンダイヤモンドと採掘されたダイヤモンドの内包物の非常に小さなコントラストを見分けることが可能です。しかし、このような高倍率でなければ、判別することは不可能です。 ダイヤモンドの起源と、それが自然に形成されたものなのか、それともラボグロウンなのかを判断する唯一の方法は、宝石のグレーディングレポートを確認することです。ダイヤモンドを販売している宝石商は、消費者にその石が研究所で作られたものか、自然に形成されたものかを明記しなければなりません。 品質、カット、透明度といった特性の面では、ラボグロウンダイヤモンドは地球で採掘されたダイヤモンドと外観に違いはなく、完全に同等です。また、天然ダイヤモンドと同等のファイヤーとブリリアンスを提供することができます。 2. 予算的にどっちがいい? ラボラトリーダイヤモンドは、多くの場合、天然ダイヤモンドよりもかなり安価です。 同じクラリティ、品質、カット、カラーのダイヤモンドを比較した場合、ラボ産の同様のグレードのダイヤモンドは、しばしば天然ダイヤモンドの40%~50%のコストとなります。この価格差は、お客様が同等のダイヤモンドをより低価格で購入したり、その追加予算で天然採掘のダイヤモンドよりもはるかに高いレベルの透明度やカットを持つラボグロウンダイヤモンドを選択できることを意味します。 しかし、あなたはラボダイヤモンドで最初の割引を選ぶかもしれませんが、天然ダイヤモンドの長期的な価値は、ラボ成長したものよりも有意に高いです。ラボダイヤモンドは、代わりに少し再販価値に低下し、価値で高く評価しないことが示されているのに対し、天然ダイヤモンドは、時間の経過とともに、より良いその価格を保持することが示されている。 3. ラボグロウンダイヤモンドは環境に良いの? もし、あなたが婚約指輪を購入する際に、持続可能性を重要視するなら、ラボグロウンダイヤモンドはあなたにとって素晴らしいルートです。 採掘された天然ダイヤモンドは、野生動物への悪影響、地下水の汚染、景観の悪化など、環境に対する代償が大きいことがよく指摘されています。しかし、天然ダイヤモンド採掘の歴史は、現代の消費者の多くが、より持続可能な代替手段を求めていることを意味しています。しかし、2003年に制定されたキンバリープロセス認証制度により、現在の市場で「紛争ダイヤモンド」が販売されることはありません。私たちのダイヤモンドは、すべてサステナブル認証を受けており、サプライヤーとアソシエイトの幸福を保証するためにチェックされています。 ラボグロウンダイヤモンドは、完全に追跡可能であるため、環境、水系、自然採掘による汚染に害を与えることはありません。しかし、大量のエネルギーを必要とします。技術の進歩や多くの企業が再生可能エネルギーに移行することで、ラボグロウンダイヤモンドは、より環境に優しい選択肢となることでしょう。 4. ダイヤモンドができるまで、どのくらいかかるの? 地表に存在する天然のダイヤモンドは、地球のマントルの中で10億年から30億年かけて形成されたものです。火山活動、高圧、地殻変動などの長いプロセスを経て、ダイヤモンドは地表に押し出され、採掘されます。 一方、ラボグロウンダイヤモンドは、わずか数週間で作ることができます。ラボグロウンダイヤモンドは、2つの方法で作られます。 – 高圧高温法(HPHT):天然ダイヤモンドが地球のマントルで形成される段階と同様、高圧ラボグロウンダイヤモンドは、大型機械で一定量の天然グラファイトを作り、それを非常に高い温度と圧力にかけることでダイヤモンドを形成するものです。 – 化学気相成長法(CVD): 化学的プロセスを用いて作成され、「種」となる結晶または小さなダイヤモンドを、加熱されたガスで満たされたチャンバー内に置きます。化学薬品に長時間さらされると、炭素の層が「種」ダイヤモンドの周りに形成され、より大きな宝石ができあがります。 5. ラボグロウンダイヤモンドは本物ですか? ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドの偽物、またはダイヤモンドシミュラントという概念を持つお客様が多いようですが、採掘された宝石と同様に本物です。ラボで育てられたダイヤモンドも、採掘されたダイヤモンドも、その真正性に違いはありません。両者を分ける唯一の側面は、それらがどのように作られたかですが、その組成は基本的にまったく同じです。 Chrysella Diamonds: ラボグロウンとナチュラル 私たちは、ラボで作られたダイヤモンドと自然由来のダイヤモンドの両方を、すべて認証付きで提供しています。ラボラトリーダイヤモンドや天然ダイヤモンドについてご不明な点がございましたら、GIAの宝石鑑定士がお答えします。 Co-Authored by Andrew Elawar...

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Z世代にも受け入れやすいダイヤモンドジュエリー 桑山が満を持してラボグロウンを展開

Z世代にも受け入れやすいダイヤモンドジュエリー 桑山が満を持してラボグロウンを展開   オリジナルジュエリーをはじめ、幅広い製品の企画・デザインから製造・販売、 サービスまで一貫体制の総合ジュエリーメーカー㈱桑山は、昨年50周年を迎え、 さらに多様な要望に応える商品や企画を展示・紹介した。 高い信頼性と優れた機能性を備えたマシンチェーンやデザインチェーンをはじめ、 安定した供給力と確かな検査体制が整えられた素材としてのダイヤモンドとダイ ヤモンドジュエリーに、アコヤ真珠をはじめとする素材としてのパールと様々な パールジュエリーを提供する他に、国内外のジュエリーブランドに向けて、 「CUT RING」、「DIAMOND JEWELLERY」、「Dolce Festa」、「G&P」、 「HARMONY」、「Color Stone」など様々なコレクションを展開する桑山が、 満を持して発表したのが、ラボグロウンダイヤモンドをつかったシリーズ。 これまで約2年を掛け、天然ダイヤモンドと決して混ざることがない流通の 仕組みによる管理体制と環境を整えてきたことと、年々話題性が高まってきて いることに合わせシリーズ展開を開始した。 ラボグロウンダイヤモンドが登場した頃は、天然ダイヤモンドの価格の半分 位と言われていたが、桑山のシリーズでは、3割~5割の間で価格設定が行 われており、ラボグロウンダイヤモンドを安売りする業者によって価格が若干 不安定になることを懸念した価格設定となっている。 また、ラボグロウンダイヤモンドの供給はインドから受けており、すべてに 「LGD」との刻印が打たれているモノを使用している。 コレクションの特長としては、①ラボグロウンダイヤモンドに対する抵抗を 取り除くため、ハンドクラフトを感じさせる温かみのあるデザインを切り口に、 手作業での彫り作業を取り入れるなど、あえて手作り風の作り方をすること で、人の手が感じられる作品にしている、②カラーダイヤモンドやポインター を使用した希少性を楽しめるジュエリー、③ブライダルの提案の3つ。さら に、Z世代にも受け入れやすい価格設定のダイヤモンドジュエリーになってい る点も見逃せない。 業界内ではスローな動きと見解が示されているが、海外市場を始め国内 の業界外では多数のブランドがEC販売を中心に活発に動き出しているの で、今後に注目だ。

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新しい時代が求める、新しいダイヤモンド。 その価値を、美しさを、輝きを ぜひ、ハピネス・アンド・ディのジュエリーで。

まったく新しいダイヤモンドが誕生しました。 その名は「ラボグロウンダイヤモンド」。 宝石の頂点に立つ、神秘的な輝きや硬度も すべて、天然のダイヤモンドと同じ。 不純物を一切含まない純度の高いダイヤモンドです。

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【ラボグロウンダイヤモンド】新時代の輝きを届けるジュエリーブランド ”ANNA” 誕生。

【ラボグロウンダイヤモンド】新時代の輝きを届けるジュエリーブランド ”ANNA” 誕生。 0.8ct以上の最高品質のラボグロウンダイヤモンドを用いた、ジュエリーブランド “ANNA” をローンチいたします。 もりかきプロダクション合同会社 2021年12月24日 19時56分 もりかきプロダクション合同会社(東京都港区北青山)は、2021年12月24日(金)にラボグロウンダイヤモンドジュエリーブランド “ANNA”をローンチし、自社ECサイトでの販売を開始致します。https://annadiamond.shop/ ・ブランドについて   ①コンセプト 「流されるな、貫け。」         自分の信念や、譲れない思い、ワクワクすること。 目まぐるしい日常や、肩書きなどに追われて、それらを忘れそうになっても 自分らしくあり続けるために、強い芯を持って生き抜く人々を応援したい。 そんな想いから、ANNAは始まりました。 外見だけの美しさだけでなく、 中身まで倫理的に美しいダイヤモンドがあなたの意志を支えます。 ②目指す世界 「表層的な美しさに惑わされない世界」 大量生産、大量消費。衣服でも食品でも私たちはあまりに多くのものを捨てています。 そんな時代に終止符を打つためにできること、それは世代を超えて大切にできる「本当に善いもの」を適正価格でお届けすることだと思います。末永く愛用できる究極の輝きを、あなたの毎日に纏ってください。 ・製品について ①ラボグロウンダイヤモンドとは ラボで生成された人工ダイヤモンドで、以下のような特徴があります。 特徴1. 採掘なし 天然ダイヤモンドのように、鉱山で採掘する必要がありません。環境を大きく破壊せずに生成することができます。 特徴2. 天然ダイヤモンドと全く同じ化学式 ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと完全に同じ化学的特性を持っています。その違いは顕微鏡で見ても見分けがつきません。 特徴3. 適正価格 ダイヤモンドの1/2~2/3の価格でお買い求めいただけます。 ②ANNAのこだわり *品質 ANNAでは、最高品質(カラーG以上、クラリティVS1以上、カットGOOD以上)のラボグロウンダイヤモンドのみを厳選しています。その証として、お届けする全てのダイヤモンドに世界有数の宝石の研究・教育機関であるGIA(Gemological Institute of America)の鑑定書をお付けしております。 さらに、ジュエリーに用いる地金には、高品質な18金のイエローゴールド・ホワイトゴールドを使用しています。 *適正価格 サプライヤー様から直接ダイヤモンドを仕入れ、オンラインでの受注生産を主として販売し、無駄なコストを徹底的に排除することで、適正価格を実現しています。 *倫理的なものづくり カーボンニュートラルなダイヤモンドを使用。ダイヤモンドを製造するラボの電力は、全て再生可能エネルギーによって賄われています。 また、ジュエリー箱のプラ芯を除いて、全ての包装・緩衝材に紙素材を使用しています。今後、全ての包装を紙素材にすることができるよう開発をすすめてまいります。 さらに、天然ダイヤモンドの採掘労働者の労働環境改善・社会的地位の向上を目指し、売上の一部を非営利活動法人へ寄付します。 ・販売商品 *ネックレス(税込392,000円~) ※画像は、1.18ctを使用 *ピアス(税込794,000円~) ※画像は、1.0ctを使用。...

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合成ダイヤを選ぶ値段だけじゃない魅力 注目集めるラボグロウンとは?

合成ダイヤを選ぶ値段だけじゃない魅力 注目集めるラボグロウンとは? トピック 2021.12.15 人の手によって成分を合成して作られた、合成ダイヤモンドを取り扱うブランドが少しずつ増えています。天然ダイヤと同質でありながら、より安価で手に入れることができる点や、環境に配慮されていることなどが特徴です。1年間頑張った自分へのご褒美に、合成ダイヤのアクセサリーはいかがでしょうか。 天然ダイヤと同じ成分 合成ダイヤは海外では「ラボグロウンダイヤモンド」などと呼ばれており、実験室や研究室で人工的に製造されます。成分や組成は天然ダイヤと同じです。「自然に生成された希少性」という点に魅力を感じてこだわる人は、これまで通り天然ダイヤを購入しています。 合成ダイヤが注目されているのは、人工的に製造されるため、安定供給が可能で天然ダイヤよりも価格が抑えられていることはもちろんですが、天然のダイヤのように採掘による環境破壊や過酷な労働などの問題がなく、エシカル(倫理的)な点です。天然ダイヤの流通に大きな影響力を持つ海外大手のデビアスが2018年に米国で合成ダイヤの販売を表明したことをきっかけに、日本でも販売が広がりつつあります。 百貨店の松屋は、今夏から独自ブランド「エネイ」を売り出しました。エネイでは、合成ダイヤを使った指輪やネックレスなど約60商品を、松屋銀座の店頭やインターネット通販で展開しています。価格はおよそ3万円~30万円。合成ダイヤは天然の3分の1から半額以下のため、ダイヤを半月のように切り落とした、高価な天然ダイヤでは採用しづらいデザインを楽しむこともできます。0.5カラット以上の石には鑑定書をつけて品質を保証しており、婚約指輪をオーダーするカップルの姿も。 店頭には、エシカル志向の強い20~30歳代だけでなく、50~60歳代など幅広い年齢層が足を運んでいます。島田成一郎・事業推進部スタートアップ事業課長は「天然ダイヤの魅力を知り尽くしたお客さんにも、天然と変わらない合成ダイヤの美しさが受け入れられています。手頃な価格だと、気兼ねなく普段使いできるようです」と話しています。合成ダイヤには新たな需要が生まれていることがうかがえます。 クリスマスプレゼントや自分へのご褒美に 同社によると、12月は、クリスマスプレゼントや1年間頑張った自分へのご褒美に、アクセサリーを購入する人が増える時期だそうです。合成ダイヤを扱うブランドから、おすすめの商品を紹介します。 エネイの「サーフェス」シリーズは、リングやイヤーカフの曲面に水平なカットを入れたデザインが特徴です。小さなダイヤが埋め込まれたリング「K10YG メレダイヤモンド リング」(税込み11万円)は、1本でつけるのはもちろん、他のリングとも重ね付けしやすく、手元のおしゃれの幅が広がります。 サーフェス K10YG メレダイヤモンド リング(エネイ提供) スタージュエリーは、ジュエリーブランド「SJX」から派生したコンセプトストア「SJX W」(エスジェイエックス ダブリュー)で、昨年から合成ダイヤを使った商品の販売を始めました。SJX Wでは天然と合成、両方のダイヤを扱っていますが、合成ダイヤの購入を目的とした来客も増えており、認知度が高まっています。 輝きを重視した高品質なエクセレントダイヤに限定して展開しており、「K18YG ネックレス」(税込み13万2000円~15万4000円)は、その輝きを生かしたシンプルなデザイン。上品な装いにもカジュアルな装いにも活躍してくれそうです。アジャスターがついているので、短めにして他のネックレスと合わせるのもおすすめです。横浜や銀座、表参道の店舗のほか、オンラインサイトでも購入できます。 K18YG ネックレス(画像は2本分、SJX W提供) オンライン販売を主軸としたプライマルの中心価格帯は、3万円~5万円です。キャッチレスで着脱が容易なピアス「フープミクスチャダイヤモンドイヤリングS」(税込み3万800円、シングル)は、今年8月の発売以来、同社で一番人気の商品となりました。配置された大小異なるダイヤが、耳元を彩ります。小ぶりなので、マスクを外すときに邪魔になりにくいのもうれしいポイントです。 フープミクスチャダイヤモンドイヤリングS(画像は2点着用、プライマル提供) 天然ダイヤに劣らぬ輝きの合成ダイヤは、外見に華やかさをプラスするだけでなく、気分も上向きにしてくれそうです。 この時期にお店やサイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。 (読売新聞メディア局 バッティー・アイシャ)  

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