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ラボグロウンダイヤモンド

カップルは天然ダイヤモンドから、より大きく安価なラボグロウンダイヤモンドに移行している[CNN]

カップルは天然ダイヤモンドから、より大きく安価なラボグロウンダイヤモンドに移行している[CNN] 2022.08.22 米国の大手ニュースメディアであるCNN Businessは、8月19日に「カップルはリングの天然ダイヤモンドを、より大きく安価なラボ製に交換している。(原題:Couples are swapping out natural diamonds in rings for larger, cheaper lab-made ones)」と題した記事を公開している。 米国はラボグロウンダイヤモンドの世界最大の消費国として知られおり、シグネット・ジュエラーズはラボグロウンダイヤモンドのラインナップを拡大している。また、パンドラは8月25日からラボグロウンダイヤモンドのコレクションの北米展開を開始する。その背景に、消費者のラボグロウンダイヤモンドへの関心の高まりがあることは明白だ。ラボグロウンダイヤモンドのマーケットはヨーロッパでも拡大を見せているが、日本を始めとしたアジアでも徐々に広がりを見せており、今後、欧米に追随した消費者意識の変化に伴い米国以外でも大きく需要が拡大することは想像に難くない。 CNN Businessの記事からは米国のラボグロウンダイヤモンド市場の現在を垣間見ることができる。 Ada Diamonds ラボグロウンダイヤモンドは消費者の間で非常に人気が高まっているため、一部のカップルは宝石店で、リングの天然ダイヤモンドをラボグロウンダイヤモンドに交換するように依頼しているという。 「ちょうど先週、結婚して数年になる3、4組のカップルが我々のところに訪れ、婚約指輪のダイヤモンドをアップグレードしたいと相談しました。」と説明するのは、ニューヨークに本拠を置く、婚約指輪を含むダイヤモンドとジュエリーのオンライン販売業者“Ritani”のCEOであるジョエル・クラインだ。それらの各カップルは、天然ダイヤモンドをより大きなものにアップグレードしたいと考え、ラボグロウンダイヤモンドを選択したという。 「天然ダイヤモンド事業が衰退しているわけではありません。しかし、ラボグロウンダイヤモンドの需要の伸びは非常に強力です。」とクラインは述べる。Ritaniでは昨年、2万件を超える婚約指輪の注文を受けており、天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの両方を扱っている。同社は30万点を超えるダイヤモンド在庫を保有しており、そのうちの3分の1はラボグロウンダイヤモンドだという。クラインによると、ラボグロウンダイヤモンドを使用したジュエリーの売上は現在Ritaniの売上の50%以上を占めている。 業界の専門家によると、ラボグロウンダイヤモンドの需要が急増している背景にはいくつかの要因があるという。 ラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドと全く同じように見えるが、その唯一の違いはプライスだ。ラボグロウンダイヤモンドは、同じサイズの天然ダイヤモンドよりもコストが大幅に低く、また特にミレニアル世代とZ世代に対しては環境意識と倫理的感覚に訴えかける。 Ritani Ritaniのカスタマー サービスマネージャーであるジュリエット・ゴメスは、カップルのリングのダイヤモンド アップグレードを担当している。「元のリングに1ctの天然ダイヤモンドがセットされている場合、現在では、元の1ctの天然ダイヤモンドの価格と同じかそれ以下の価格で3ctsまたは4ctsのラボグロウンダイヤモンドに交換されています。」と彼女は説明する。 Ritaniでは、天然ダイヤモンドを下取りするオプションも提供している。天然ダイヤモンドをラボグロウンダイヤモンドと交換することを選択する顧客もいれば、元の天然ダイヤモンドをペンダントなど別のジュエリーに作り替えることを選択する顧客もいるという。 サンフランシスコを拠点とするラボグロウンダイヤモンドジュエラーである“Ada Diamonds”の共同設立者であるリンジー・ラインスミスも、天然ダイヤモンドからラボグロウンダイヤモンドにアップグレードしているクライアントをよく見ると述べる。 「それだけではなく、2度目の結婚を予定しているクライアントがラボグロウンダイヤモンドを求めて私たちのところに来るケースも大幅に増加しています。彼らは最初の結婚では天然ダイヤモンドを購入したと思いますが、2度目の結婚ではラボグロウンダイヤモンドを選びます。」と彼女は説明する。「ダイヤモンドをアップグレードするお客様の全てが、より大きなサイズのダイヤモンドに交換することだけを意識しているわけではありません。彼らはラボグロウンダイヤモンドの品質にも注目しており、何か洗練された要素を望んでいます。」とラインスミスは付け加えた。 婚約指輪を初めて購入する人々も、ラボグロウンダイヤモンドを好む傾向が強い。2022年7月のデータによると、米国でのラボグロウンダイヤモンドを使用した婚約指輪の販売数は、昨年比で52%増加している。一方で、天然ダイヤモンドを使用した婚約指輪の販売数は昨年比で28%の減少となっている。 「消費者は予算を最大限に活用したいと考えており、予算の最大範囲で、より良いカラーとクラリティを持つ、より大きなダイヤモンドを手に入れたいと考えています。」とダイヤモンド業界のリサーチ企業として有名なエダン・ゴラン・ダイヤモンドリサーチ&データの業界アナリストであり創設者でもあるエダン・ゴランは述べる。 米国で婚約指輪に使用されるラボグロウンダイヤモンドの平均カラットは1.42ctで、価格は約3,800ドルだ。一方で、天然ダイヤモンドの平均カラットは0.81ct、価格は約4,209ドルだとゴランは述べている。「目で見て明らかに異なるサイズと、低価格によるためです。」と彼は説明する。 ラボグロウンダイヤモンドが消費者に受け入れられていることを示すさらなる証拠として、世界最大のジュエリーブランドであるパンドラは先週火曜日、米国とカナダで8月25日にラボグロウンダイヤモンドジュエリーコレクションを発売すると発表している。パンドラ・ブリリアンスと呼ばれるラボグロウンダイヤモンドのコレクションは、33点の商品で構成されている。リング、バングル、ネックレス、イヤリングが含まれており、それぞれがスターリングシルバー、14Kイエローゴールド、14Kホワイトゴールドの金属にVS+のラボグロウンダイヤモンドをセッティングしている。 「ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同様の美しさですが、より多くの人々へ、より少ない炭素排出量で提供できます。私たちはダイヤモンド市場を拡大し、業界がダイヤモンドによる地球への影響を軽減する基準となる革新的なジュエリーを提供できることを誇りに思っています。」と、パンドラのCEOであるアレクサンダー・ラシックは声明で述べた。

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ウクライナの生産者Meylor Global社のラボグロウンダイヤモンドが持続可能性格付けの認定を取得

ウクライナの生産者Meylor Global社のラボグロウンダイヤモンドが持続可能性格付けの認定を取得 SCS-007プログラムで認定された初のHPHTラボグロウン・プロデューサー Kyiv, Ukraine, August 16, 2022 高圧高温(HPHT)ラボグロウンダイヤモンドの国際的な製造・供給会社であるメイヤー グローバルは、SCS 007 Jewelry Sustainability Standard – Sustainability Rated Diamondsの認定を受け、同社の実験室育成ダイヤモンドがサステナビリティ格付けに認定されたことを発表しました。認定を受けたダイヤモンドには、そのサステナビリティの歩みと成果を記した独自の「サステナビリティ証明書」が付属する予定です。 キエフに拠点を置くMeylor Globalは、サステナビリティの5つの主要な柱(原産地証明、気候ニュートラル、倫理的管理、持続可能な生産、サステナビリティ投資)にわたる規格の関連要件をすべて満たした上で、この実績を獲得しています。Meylorの認定には、監査、検査、インタビュー、文書化、実証的なダイヤモンドテスト、ダイヤモンドのライフサイクル評価などが含まれています。 Meylor GlobalのCEOであるYuliya Kusherは、「戦争が始まる前に、第三者認証機関であるSCS Global Servicesと協力して、これらのダイヤモンドがSCS 007規格に準拠して生産されていることを確認した」と述べています。私たちは、A+ Sustainability Ratedダイヤモンドの認定生産者としての実績を誇りに思うとともに、このウクライナ産ダイヤモンドをお客様にお届けすることを楽しみにしています。この困難な時期に、彼らのサポートは私たちにとって特に重要です。 “SCSは、最も厳しい課題の下でも、サステナビリティ、透明性、環境、社会、ガバナンスの説明責任への取り組みを証明したメイヤー・グローバルを称賛します。”SCSグローバルサービスのスタンレー・マチュラム上級副社長は、次のように述べています。”我々は、顧客のニーズに耳を傾け、サステナビリティに評価されたプレミアムダイヤモンドを市場に提供するジュエリー業界の革新者としての彼らのこの業績とその努力を祝福します。”と述べています。 この認証規格は、サステナビリティ規格開発のリーダーであるSCSスタンダードが推進する国際的なマルチステークホルダー・プロセスのもとで開発されました。この画期的な規格は、最高レベルの倫理的・環境的責任を果たし、第三者機関による認証に完全に裏付けられたダイヤモンドを求める消費者の要求を満たすものです。SCS-007 Jewelry Sustainability Standard – Sustainability Rated Diamondsは、世界のダイヤモンド市場向けに開発された、初の真に包括的なサステナビリティ基準です。 Meylor Global社について Meylor Globalは、ウクライナのキエフに拠点を置く英国企業で、ラボグロウンダイヤモンドの国際的な供給元です。同社の倉庫には、様々な品質、色、形状、サイズ(1mmから高級品まで)のラボラトリーグロウン製品が15,000個以上保管されています。Meylor Globalが提供する主な商品は、0.01~20.00 ctの宝石品質の研磨済みダイヤモンドです。メイヤー・グローバルの飽和ファンシーブルー、イエロー、ピンクカラーは、独自の開発技術により天然色と100%一致しています。その技術プロセスは、最新の開発されたНРНТ(高圧高温)法に基づいています。メイヤー・グローバルは、世界最大のHPHTダイヤモンド20.23Ct(Fancy Vivid Yellowish Orange, VS1)を保有しています。同社のラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同じ仕様で鑑定され、IGIやGIAなどの大手独立研究所のダイヤモンドグレーディングレポートが添付されています。 SCS標準開発機構について SCS Standards Developmentは、国連の持続可能な開発目標を推進するための規格の開発に取り組む非営利団体です。規格は、国際的に認知された団体が提供するベストプラクティスやガイドラインに沿って開発され、堅牢で透明性の高い、協力的なアプローチを保証します。詳細については、www.scsstandardsdevelopment.org をご覧ください。SCS Standardsは、Scientific Certification Systems, Inc.の公式な規格開発機関です。SCS...

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Smiling Rocksはバタフライマーク認証を取得しました。

  Smiling Rocksはバタフライマーク認証を取得しました。 ラボグロウンダイヤモンドのニューヨークのパイオニアがポジティブ・ラグジュアリーのコミュニティーに参加しました。Smiling Rocksはバタフライマーク認証を取得しました。 ファッションジュエリーからクラシックスタイル、エンゲージメント、ブライダル、オートクチュールまで、Smiling Rocksはジュエリー愛好家や意識の高い消費者のために、より持続可能なオプションを幅広く提供しています。 彼らのアプローチの鍵は、ラボグロウンドイヤモンドの使用です。創業者たちは過去15年にわたりラボグロウンダイヤモンドを研究し、その知識を還元することに重点を置いた会社を作りたいと考えていました。Smiling Rocksは、サステナビリティを核とした革新的なダイヤモンドとジュエリーのブランドとして誕生しました。 Smiling Rocksは2021年にPositive LuxuryのESG+評価を開始し、測定可能な環境、社会、ガバナンスをビジネス全体に組み込んだとしてバタフライマーク認証を取得しました。 創業者のZulu Ghevriyaは次のように語っています。 ポジティブな変化の一部となり、ポジティブ・ラグジュアリーが私たちのビジネスのサステナビリティを成功に導くために協力してくれることを、とても誇りに思い、興奮しています。この旅は、私と兄にとって非常に個人的なものです。この旅が実現し、私たちのチーム、お客様、パートナーの関与によって多くの個人や地域社会がポジティブな影響を受けるのを体験できることをとても嬉しく思っています。” 検証されたESG+パフォーマンスの最高基準を満たす高級ブランドのみが、独立した世界的に尊敬される信頼マークであるバタフライマークを使用する権利を得ます。 Smiling Rocksは、各主要評価項目に合格し、新しい気候変動に向けた加速のために積極的に革新し、より持続可能なビジネス手法を通じて包括的な成長の促進に貢献していることを実証したため、このマークを使用する権利を得ました。  

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ラボグロウンダイヤモンドのジュエリーを展開する「PRMAL(プライマル)」世界6カ国で公式発売スタート

ラボグロウンダイヤモンドのジュエリーを展開する「PRMAL(プライマル)」世界6カ国で公式発売スタート 2022.08.02 アメリカ、カナダ、シンガポール、香港、アラブ首長国連邦、オーストラリアの世界6カ国の公式発売を2022年8月1日(月)より開始 エシカルダイヤモンドジュエリー「PRMAL(プライマル)」 は、2022年8月1日(月)より、北米地域(アメリカ、カナダ)ならびにアジア地域(香港、オーストラリア、アラブ首長国連邦、シンガポール)で公式サイトによる発売をスタートします。 すべての商品は日本の山梨県・甲府を中心としたジュエリー職人の手により製造され、在庫あり商品は最短で2日、受注生産品もご注文からわずか30日で世界へお届けします。 お支払い金額はサイト表示の金額に含まれ、配送先の関税・諸税の追加のご負担なく、安心してご注文いただけます。 また送料無料で、すべての商品は現地通貨での決済をご利用可能です。 アメリカ:https://www.prmal.com/en-us カナダ:https://www.prmal.com/en-ca 香港:https://www.prmal.com/en-hk アラブ首長国連邦:https://www.prmal.com/en-ae シンガポール:https://www.prmal.com/en-sg オーストラリア:https://www.prmal.com/en-au 公式発売の対象国も順次拡大予定です。 ※ 対象国以外のご配送は、米国価格となり、商品をお受け取り時に輸入関税・諸税のご負担が必要となります PRMAL は日本発のジュエリーブランドとして、日本の文化・モノづくりを融合させた新しい形のジュエリーを発信するべく、国内外問わず世界のブランド・アーティストとコラボレーションも予定しております。今後もご期待ください。 ラボグロウンダイヤモンドとは 近年のSDGsに対する意識の高まりから、従来の天然ダイヤモンドに変わる、エシカルな素材としてラボグロウンダイヤモンドが注目されています。 ラボグロウンダイヤモンドとは、天然ダイヤモンドと同じ成分で構成された合成ダイヤモンドです。成分・純度・輝きは天然ダイヤモンドと全く同じで、プロの鑑定士であっても識別できず、専用の機械の助けを借りて初めて、天然ダイヤモンドとの違いを特定することができます。唯一の違いは、ラボで成長したダイヤモンドが地球上の実験室で生み出されていることです。 ラボグロウンダイヤモンドについて https://www.prmal.com/ja/pages/our-diamond プライマルについて プライマルは2020年2月にローンチした地球環境に優しいラボグロウンダイヤモンドを採用した、未来につながるエシカルダイヤモンドジュエリーです。 天然ダイヤモンドと見た目も成分も同じラボグロウンダイヤモンドのみを使用し、生産から販売までをコントロールすることで無駄なコストを徹底的に排除。最適価格でジュエリーをより身近な存在にすることを目指します。 ECサイト:https://www.prmal.com/ja Instagram:https://www.instagram.com/prmal_jewelry/ プレスリリース概要 ブランド名:PRMAL(プライマル) サービス名:北米地域(アメリカ、カナダ)およびアジア地域(シンガポール、香港、アラブ首長国連邦、オーストラリア)での公式発売をスタート サービス開始日: 2022年8月1日(月) 公式サイト:https://www.prmal.com Instagram:https://www.instagram.com/prmal_jewelry/

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ラボグロウンダイヤモンドはロンドンのジュエラーのエンゲージメントリング販売の半数以上を占める

ラボグロウンダイヤモンドはロンドンのジュエラーのエンゲージメントリング販売の半数以上を占める 2022.07.01 天然ダイヤモンド(左)とラボグロウンダイヤモンド(右): クイーンスミス ロンドンを拠点とするあるジュエラーは、ラボグロウンダイヤモンドリングが婚約指輪販売の半分以上を占めていると述べている。 ラボグロウンダイヤモンドのリングは、2019年の婚約指輪の売上高に占める割合がわずか1%であったが、2022年には53%を占めているという。 「天然ダイヤモンドにはまだ大きな需要があるが、ラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドの需要のギャップは閉じてきている」とそのジュエラーはプレスリリースで述べた。 ハットンガーデンに拠点を置くジュエラーであるクイーンスミスは、消費者の間でラボグロウンダイヤモンドの人気が急速に高まっていることには多くの要因があると言う。 これら利点には、低価格と環境上の利点が含まれる。「1〜2ctsのダイヤモンドの場合、ラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドよりも最大75〜80%安くなる可能性がある。」と述べる。 これは、現在の生活費危機の状況下の消費者にとって特に重要な要素となっている。 ラボグロウンダイヤモンドとして宣伝されるサスティナビリティ(持続可能性)の利点について、ジュエラーは次のように説明する。「ラボグロウンダイヤモンドの生産に使用される土地は採掘よりもはるかに少なく、ラボグロウンダイヤモンドを選択すると、ブラッドダイヤモンド(紛争ダイヤモンド)を選択する可能性が低下します。ラボグロウンダイヤモンドの生産には多くのエネルギーが必要ですが、これはラボグロウンダイヤモンド生産者が常に取り組んでいる課題であり、ダイヤモンドを成長させるのに必要な時間とエネルギーのを短縮するでしょう。市場に出回っている多くのラボグロウンダイヤモンドは、太陽光発電などの再生可能エネルギーで生産されています。全体として、ラボグロウンダイヤモンドは採掘されたダイヤモンドよりもはるかに持続可能であると考えられています。ラボグロウンダイヤモンドの持続可能性の程度は技術が発達するにつれて増加し、より効率的でエネルギー消費が減るようになると予測されています。」 現在、消費者は2つの製品(天然とラボグロウン)が化学的に同一であることを学び始めており、ジュエラーはそれが最近の売り上げの増加の背後にあると考えている。 クイーンスミスのジェモロジスト兼デザイナーであるローラ・サッティは、「2019年、ラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪販売は売上高のわずか1%を占めるだけでした。しかし、2022年には、ラボグロウンダイヤモンドの需要が大幅に急増し、現在は婚約指輪の売上高の53%を占めています。」と述べた。

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世界環境デー2022のテーマ たった一つの地球

世界環境デー2022のテーマ たった一つの地球🌎   Smiling Rocksは、私たちの美しい地球を守ることに専念しています。私たちは、One Tree PlantedとTrees for the Future🌳と協力して、141,620本の木を植えたことをご報告します。 私たちは一緒にインパクトを与えることができます。Smiling Rocks Foundationは、お客様が購入されるごとに、1%(ダイヤモンドルース)/3%(ジュエリー)を、お客様が選択されたチャリティーカテゴリーに寄付します。今年の環境の日にインパクトを与えましょう。    

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ラボグロウンダイヤが老舗の救世主に?「ENEY」予想以上の反響のワケ

ライフスタイル 2022/06/07 14:00 ラボグロウンダイヤが老舗の救世主に?「ENEY」予想以上の反響のワケ シトウレイ , OFFICIAL COLUMNIST シトウレイの気になる人に会いに行く! 「ラボグロウンダイヤモンド」を使用したENEYのジュエリー 銀座の老舗百貨店「松屋」に、あるジュエリーブランドが新たな風を吹き込んでいる。サステナブルな石としても注目される「ラボグロウンダイヤモンド」を使用したブランド「ENEY(エネイ)」だ。 コロナ禍で伸び悩む松屋の新規事業として、2021年8月にスタートした同ブランドの魅力は、2万円からという手に取りやすい価格と、気軽に身につけられる多様なデザインである。 そんなENEYの世界観を、ブランディングディレクターとして立ち上げ時から支えているのが「Celvoke」元ディレクターの田上陽子。ナチュラルビューティー業界で多くの支持を集めてきた田上と、老舗百貨店がタッグを組んだ注目ブランドの戦略とは。シトウレイがインタビューする。 (左から)シトウレイ、「ENEY」ブランディングディレクターの田上陽子 ラボグロウンダイヤモンドとは? シトウ:そもそもラボグロウンダイヤモンドって? 天然ダイヤとどう違うか聞かせてもらってもいい? 田上:天然ダイヤは、地底で炭素が数千年から数億年かけて結晶化したものですよね。一方ラボグロウンダイヤモンドは、地底で炭素が結晶化する環境をラボ内に作って育てた合成ダイヤモンドです。欧米では3〜4年前から急速に市場を拡大しています。 合成とはいえ、いわゆる模造石・類似石とはまったく異なります。ダイヤを育てていくので、ふたつとして同じものはできません。アメリカでは、連邦取引委員会によって「ダイヤモンドである」と認められています。 また、天然資源を枯渇させるものではないので、サステナブルな石として海外のセレブリティの間で注目を集めています。ダイヤモンドの採掘現場では、様々な課題も残っていると言われています。ですので、私も「サステナブルな石」というところにとても共感しました。 シトウ:お値段的にも違うの? 田上:全然違います。天然ダイヤの半分ぐらいの価格で買える点も魅力ですね。 合成ダイヤのネガティブイメージを変える シトウ:ENEYは2021年8月にスタートして、日本でも少しずつラボグロウンダイヤモンドが浸透してきました。まさにゲームチェンジャーじゃないかなと。 「松屋」さんという銀座の老舗百貨店が立ち上げたブランドだという安心感があるからこそ、合成ダイヤにつきまとう”偽物?”というネガティブイメージを払拭できたのかなって。なぜ百貨店でやろうと思ったのですか。 田上:島田さん補足お願いしてもいいですか? 島田成一郎(松屋銀座 スタートアップ事業課長):僕が今の時代の消費者に受け入れられる、新規性のあるブランドを立ち上げたくて。元々売り場を担当していて、コロナ禍で客足が減少するのを目の当たりにしていたので、「現場ではこんなことが起きている、今までと同じことをやっていては生き残れない。だからやらせてください」って上に訴えたんです。 時間はちょっとかかりましたけど、「その熱意があるならやりなさい」といってもらえて。 田上:エナジーがありますよね! 島田さんは大学の先輩で、私がフリーになったのを聞きつけて、声をかけてくれたんです。 あえて攻める「ENEY」のデザイン シトウ:ENEYってどんなブランドなの? 田上:ENEYのコンセプトは「様々なエナジーを循環させる」です。「ENEY」という名前も、「any」と「energy」の造語なんです。例えば島田さんの熱い思いや、地球のエナジーへの感謝の気持ち、石を持つことでお客さまが感じるエナジーなど、いろんな「エナジー」がENEYをとりまいているイメージです。 私自身、コロナ禍でライフスタイルやウェルネスに関心が向き、「エナジーは目に見えないけれどとても大事なものだ」と気づいたので、このようなコンセプトにしました。 天然石は人にパワーを与えるといわれていますが、ラボグロウンは逆にパワーやエナジーを込めることができて、自分だけの石に育てることができるんじゃないかなと。そういう意味も込めています。 ジュエリーのデザインも「エナジー」をテーマにしています。シーズンごとに別のデザイナーにお願いしているのですが、その基準は「ブランドのコンセプトに賛同してくださる方」ですね。コンセプトはしっかり置いておいて、そこにいろんなデザイナーが考える「ENEYらしさ」が加わったらおもしろいなって。 シトウ:ファーストコレクションをお披露目会で見た時に、「攻めたねぇ!」って印象を受けました。 田上:まさに。「攻め」は常に意識していて。今までのダイヤモンドのイメージを変えたかったんです。バランスは大事ですけど、エッジのあるイメージにしたいと思っていました。天然ダイヤの使用シーンとしてオケージョンに限られている印象があったので、それを変えたいなと。 シトウ:なんだろう、「ザーマス系」とでもいうか。 田上:そう! ラボグロウンダイヤは値段も手ごろなので、デイリーに使ってもらいたいと思って。「かわいいな」と思って見たらダイヤがついていて、「ラボグロウンダイヤっていうんだ」みたいな自然な流れで入ってほしい。 安価なためカッティングも気軽にでき、いろんな形にデザインできるんです。今私がつけている半月型のダイヤも、天然石だともったいなくてなかなかこんな風にカットできません。 シトウ:衝撃的! こんなデザイン本当に初めて見る。こんなことやってもいいんだ! 田上:天然ダイヤではあまり使われないシルバーの台座の商品もあります。プラチナからシルバーにするだけで価格も下がるし、デイリーに使いやすくなるんですよね。 今まで天然ダイヤを使っていたお客さまにも、デザインを楽しめるということで興味をもっていただいています。 シトウ:一番人気のアイテムは? 田上: 繊細な輝きが特徴的なピクセルシリーズです。エナジーの原子を「小さな球体=ピクセル」で表現しているのですが、一つひとつの球体にカッティングが入っているからこその輝きなんです。日本の高い技術から生まれました。 PIXEL VERTICAL SYMMETRY RING TETRA(ピクセル 4連 チェーンリング)、税込2万6400 円 シトウ:うん! すごいキラキラしてる! いろいろ見ていると、同じブランドとは思えないくらいシリーズごとにデザインが全然違いますね。...

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ラボグロウンダイヤモンドを使用した高級ジュエリーブランド「AGIOIA」が誕生

ラボグロウンダイヤモンドを使用した高級ジュエリーブランド「AGIOIA」が誕生 2022.05.26 厳選した高グレードのラボグロウンダイヤモンドのみを使用したハイエンドなジュエリーブランド「AGIOIA」が、5月26日より公式ECサイトにて販売を開始した。 「AGIOIA」は、株式会社アジョイア・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役:清水美帆、以下AGIOIA)によって立ち上げられた、高グレードのラボグロウンダイヤモンドのみを使用したハイエンドラボグロウンダイヤモンドジュエリーのD2Cブランドだ。「未来へと喜びを継なげるファインジュエリー」をコンセプトに、生涯に渡って愛用できるものづくりにこだわっている。 AGIOIAの特徴 1. 最高品質の素材を使用 ひとつのものを愛着を持って長く大切に使うことを、サステイナブルの在り方としている。長期に渡って愛用できる様、「最高品質の素材、美しくタイムレスなデザイン、匠の技術」でものづくりをしている。またAGIOIAで購入した全商品には、1年間の品質保証制度を設けられており、保証期間終了後も、アフターケアや既存デザインへのリフォーム(対象はストーン単体0.5ct以上)に対応する。 ダイヤモンド:カラーF以上、クラリティVS1以上、カットExcellent以上 ストーン単体0.5ct以上には、世界的鑑定機関であるIGIまたはHRDいずれかの鑑定書付き 地金:18Kホワイトゴールド/18Kイエローゴールと/プラチナ 2. SDGsへの取り組み 人と自然が共生し、持続可能な世界を実現するため、SDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)への取り組みについて、以下の行動方針をかかげている。 <地球環境に関すること> 全てのダイヤモンドは、環境負担の少ないラボグロウンダイヤモンドのみを使用。 パッケージの素材は、再生資材やFSC森林認証紙等の環境負担の少ないものを出来る限り使用。 売上の一部を森林保全団体に寄付。 大量生産はせず、受注生産を基本とする。 <地域社会に関すること> 優れた職人技術の継承と発展のため、不当に労働力の安い国や場所に製造拠点を移すことはせず、国内製造を徹底。 <社会課題に関すること> 発展途上国の人々や災害地域への支援、国内外のNPOやNGOなどの団体に寄付できるドネーションプログラムを設けた製品の企画・販売するなどを通して、社会問題の課題解決に微力でも貢献するために行動。 代表者 清水美帆 メッセージ 「4月生まれである私は、誕生石であるダイヤモンドが大好きでした。 大人になってからは、頑張る自分へのご褒美として、ファッションの一部として、ジュエリーを身に着けることが楽しみであり喜びでした。 自分が生きている間に、人の手によって生成されたラボグロウンダイヤモンドが完成した事、そしてその圧倒的な美しさと輝きを実際に見て触れることができた事に、今でも感動と興奮を覚えています。 天然ダイヤモンドの上位2%にしか満たない、圧倒的な美しさを持つII型のダイヤモンドに分類されるラボグロウンダイヤモンド。 長く愛用して頂きたいという思いから、その中でもさらに高グレードを追求し、高品質の素材を使用したAGIOIAのジュエリーは、細部に渡り美しさへのこだわりと愛が込められています。 最高グレードの美しい輝きを放つダイヤモンドジュエリーを身に着ける喜びをたくさんの方に届けられる様に、心を込めて事業に励んでまいります。 Creative Director & CEO 清水 美帆(しみず みほ) 外資系マーケティング会社、日系大手専門商社を経て、M&Aコンサルティング会社を創業。約15年間代表を務め、後継者不在に悩む多くの地方優良企業の事業承継案件を成約に導いた。(財)日本M&Aアドバイザー協会代表理事に就任(2010-2014年)。 2022年に高グレードのダイヤモンドのみを使用したラボグロウンダイヤモンドジュエリーのD2CブランドAGIOIAを設立、現在に至る。 アメリカMoorpark College卒業、オーストラリアBOND大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。  

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第1回 国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(LGD-IDIC)レポート – 中国広州

第1回 国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(LGD-IDIC)レポート – 中国広州 2022.05.21 2022年5月18日19日に中国広州で、第1回国際ラボグロウンダイヤモンド産業開発イノベーション会議(China International Laboratory-Grown Diamond Industry Development and Innovation Congress[LGD-IDIC]、主催:広州ダイヤモンド取引所)が開催された。 本会議は「サスティナビリティ、機会の創出、および国内ラボグロウンダイヤモンド産業エコシステムの構築」をテーマにしており、コロナによる中国各地での影響が大きい中、オフラインとオフラインを組み合わせて開催され、多くの業界関係者が世界各地から参加した。 開会に際し、開催地である広州の商務局、広州市番禺区などが挨拶、またCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)会長であるGaetano Cavalieriがオンラインでメッセージを送った。 また広州ダイヤモンド取引所は、CCIC(中国検査認証グループ)、広東省環境権益取引所、山西新炭素超硬材料科技、上海征世科技(ZS Technology)、寧波晶鑽科技(CRYSDIAM)、LUSANT、THE FUTURE ROCKS、CARAXYなどの企業と共同でボグロウンダイヤモンドのサスティナビリティ評価に関する協力覚書に署名、ラボグロウンダイヤモンド産業のサスティナブルな発展と支援及び促進のための「ラボグロウンダイヤモンドのサスティナビリティ評価要件」作成について議論した。 広州ダイヤモンド取引所は「LGD-IDICラボグロウンダイヤモンド産業発展インベーション会議シンクタンク」を設立、ダイヤモンド産業の専門家と産業連盟代表の交流プラットフォームを構築し、ダイヤモンド産業の質の高い発展を支援する。 GIAダイヤモンド鑑定部のシニアマネージャーであるSally Magana博士は「ラボグロウンダイヤモンド業界の過去、現在、未来」というテーマで講演を行い、ラボロウンダイヤモンドの世界的な状況について説明、生産状況の移り変わりから生産サイズの変化、生産に占める色の分布、HPHTとCVDの生産量の推移など、生産と流通の技術的また数量的な発展について詳細に説明した。またGIAによるラボグロウンダイヤモンドの鑑定発行が2021年から急激に増加していることも明かしている。 18日の「ラボグロウンダイヤモンド産業のサスティナブルな開発」というテーマのラウンドテーブルデスカッションでは、ダイヤモンド業界アナリストPaul Zimnisky、CRYSDIAM、Diamond Foundryが市場規模、技術発展、製品など面で意見を共有し、NITC(国家宝石品質検査検査センター)、CCIC(中国検査認証グループ)、広東省環境権益取引所は、第三者機構が産業発展に提供する検査、評価認証と炭素市場総合サービス支援について協議した。サスティナブルファッションプラットフォームcanUは、ファッション業界のサスティナブル事例を紹介し、ラボグロウンダイヤモンドとファッション業界のシナジーについて提案した。 19日の「ダイヤモンドブランド、マーケティングと市場発展」をテーマにしたラウンドテーブルデスカッションでは、Sarine 香港支社長、The Future Rocks CEO、CARAXY創業者、LIGHT MARK(小白光)創業者、DOFE STORY会長、Hill & Co CEOなど、ラボグロウンダイヤモンドやマーケティング、テクノロジー分野でのスペシャリストが集まり、ラボグロウンダイヤモンドのブランド概念やマーケティング戦略に関しての議論を交わした。 LIGHT MARKは自社の戦略について、「消費者の考え方に焦点を当てるべきだ」と述べた。「業界の初期においては、どのよう消費者の新しいニーズを満たし、いわゆる痛みと課題を解決し、消費者のために良い製品、良いブランド、カルチャーをしっかりと創造するにかかっている。」と説明した。LIGHT MARKは2021年1月に上海に最初の店舗を設置、2022年初めにこの店の業績は15倍の成長を遂げた。一年後の現在、ブランドは全国に14の店舗を設置、2021年5月にはネットモールのTmallで運営を開始し成功をおさめている。同ブランドは「カラットフリー」をブランドコンセプトにZ世代の新文化を作ったとしてテレビやSNSなどで取り上げられている。 Sarine香港のNoyは「ラボグロウンダイヤモンドはテクノロジーによって生み出される商品であり、テクノロジーを利用したダイヤモンドのプレゼンテーションと相性が良くシナジーを生み出せる。ラボグロウンダイヤモンドの魅力をテクノロジーによってさらに引き出せるはずだ。」とした。 また香港を拠点とするThe Future Rocksはこの分野での世界全体の発展性に注目、特に今後発展が見込める市場として日本と中国本土の名前を挙げた。同社にとって日本市場には特に注目度が高く、日本市場向けにプロモーションキャンペーンを間も無く開始する予定であることを、この会議の中で明かした。 中国は長い間世界最大のラボグロウンダイヤモンド生産国であったが、決して消費国として目立った国ではなかった。それが、この数年間で急激に大きく変化を遂げようとしている。かつて中国のラボグロウンダイヤモンド産業に関する議論は「品質・技術」そして「コスト」が主なトピックであったが、今回の会議においては「サスティナビリティ」「社会への対応」「ブランディング」「マーケティング」などに大きな重点が置かれており、世界最大の生産国から世界最大の消費国へ、そしてラボグロウンダイヤモンド産業の生産と消費の両面において世界的にイニシアチブを取ろうとしている姿勢が垣間見える。    

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ラボグロウンダイヤモンド

ラボグロウンダイヤモンドって?天然ダイヤとの違いやおすすめの選び方

ラボグロウンダイヤモンドって?天然ダイヤとの違いやおすすめの選び方 2022年5月21日 10時58分 コスモポリタン 近年、ショッピングをする際の新しい価値基準としてサステナブルな手段で生産されたアイテムが注目されています。そのひとつとして、ジュエリーの新しい選択肢として浸透し始めているラボグロウンダイヤモンド。日本でも徐々にブランドが増え、注目を集めています。 今回は、2018年に日本初のラボグロウンダイヤモンドブランドとしてスタートした「SHINCA」にインタビュー。ラボグロウンダイヤモンドの基礎知識や、天然ダイヤモンドとの違い、メリットや選び方を聞きました。 【INDEX】 ラボグロウンダイヤモンドとは? 天然ダイヤモンド・合成ダイヤモンド・人工ダイヤモンドの違い ラボグロウンダイヤモンドの魅力 ラボグロウンダイヤモンドのおすすめの選び方 ラボグロウンダイヤモンドのお手入れ方法 解説:株式会社今与 樋口直也さん ラボグロウンダイヤモンドとは? 地下から採掘された天然ダイヤモンドと同じ成分で、ラボラトリー(地上)で生産されたダイヤモンドのことを言います。 ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと化学組成や特徴が全く同じ。不純物(窒素)を含まない状態で結晶化されるので、その美しさは、際立った透明感、輝きを持つとされています。 作り方としては大きく分けて、天然ダイヤモンドの生成環境を再現したHPHT(High Pressure and High Temperature:高温高圧法)と、大粒でクリアなダイヤモンドに適したCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相蒸着法)の2種類。世界各地で作られています。 天然ダイヤモンド・合成ダイヤモンド・人工ダイヤモンドとの違い 天然ダイヤモンド 何千年もの時を経て生成され、地下から採掘したダイヤモンドのこと。 合成ダイヤモンド アメリカでは、ラボ(研究所)グロウン(育つ)という名前の通り、地上で生成された合成ダイヤモンドが「ラボグロウンダイヤモンド」という呼び名で浸透してきています。 一般社団法人日本ジュエリー協会の取り決めでは「ダイヤモンド=天然ダイヤモンド」のことを意味するため、天然ダイヤモンドと全く同じ構造、特性を有していても、人工的に生産されたものは「合成ダイヤモンド」と呼ぶとされています。 人工ダイヤモンド 実はジュエリー業界では、「人工ダイヤモンド」という言葉は存在しません。また、人工的に作られたダイヤモンド、モアサナイトなどは、「合成石」とカテゴライズされ、キュービックジルコニアは天然には対応物が存在しないため、「人造石」に分類されます。 ラボグロウンダイヤモンドの魅力 価格メリット 当社比でも、天然に比べて1/2~1/3の価格で販売することができます。同じ素材でここまで価格差が出ることは大きなメリットとも言えますし、特に石のサイズが大きくなればなるほど、この価格差を感じていただけるでしょう。 天然ダイヤモンドと比べてサステナブル ラボグロウンダイヤモンドの生成過程は地球環境に優しく、社会との調和性にも優れています。次世代のために安定して供給できるサステナブル(持続可能)な生成方法にも注目が集まっています。 ラボグロウンダイヤモンドのおすすめの選び方 予算に対して思ったよりも大きなダイヤモンドも選んでいただけるので、そういったものをぜひ手にとって頂けたらうれしいです。 でも、一番大切なのは自分に似合っているかどうか。なので、高価だから、石のサイズが大きいから、といった理由だけでなく、自分で身に着けてみてピンと来たものをおすすめしています。そういったジュエリーを選んでいる時のお客様の表情は特別に見えるものです。 ラボグロウンダイヤモンドのお手入れ方法 ゴールドなどの地金を使っている場合、汚れていると感じたら中性洗剤を入れたぬるま湯のなかでお手入れしてください。汚れが溜まってい部分をブラッシングし、水でよくすすいで乾燥させましょう。 SHINCAでも行っていますが、ブランドによっては店舗にジュエリーを持っていくと超音波洗浄機などでケアしてくれるサービスもあります。 まだまだ生産過程において日進月歩ですが、可能性を秘めた素材であるラボグロウンダイヤモンド。 きれいなダイヤモンドをよりリーズナブルに持てるチャンスが広がるという期待もあるので、ラボグロウンダイヤモンドの基本的な知識をきちん知ったうえで、自分に合ったものを選ぶのもいいかもしれません。 SHINCA 2018年にローンチした、日本初のラボグロウンダイヤモンドブランド。江戸時代の文久元年(1861年)に京都で宝石商として創業した「今与」は160年の歴史を持つ老舗ジュエラーでありながら、革新と伝統を重んじながらも常に時代とともに新しい提案を行い、同ブランドをスタート。そのクオリティや、地金の美しさなどに定評があり、銀座、京都、シンガポールの3店舗とオンラインでも購入可能。

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