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[WBS] 合成ダイヤの衝撃!日本初のブランド![株式会社今与]

[WBS] 合成ダイヤの衝撃!日本初のブランド![株式会社今与] 2020年9月16日 ダイヤモンドの指輪ですが、こちらは合成ダイヤモンドです。 別名「ラボ・グロウン・ダイヤモンド」といって工場や研究施設で人工的に作られたダイヤモンドなんです。 この合成ダイヤモンドも使ったジュエリーの販売が日本でも本格的に始まりました。 世界の宝石市場が一変するかもしれません。 株式会社今与 [blogcard url=”http://imayo.jp/”] 光り輝くダイヤの指輪。 使われているのはすべて合成ダイヤモンドです。 京都にある老舗の宝飾店「IMAYO京都御池店」。 日本で初めて合成ダイヤだけを使ったジュエリーブランド「SHINCA」を始めました。 ネックレスやイヤリングなどシンプルなデザインが特徴です。 出てきたのは… ” 合成(ラボ・グロウン)のダイヤモンドです。 使われている合成ダイヤ。 科学的にも物質的にも天然のダイヤモンドと一緒ですが、アメリカの工場で生まれました。 試しに同じ大きさの天然ダイヤモンドを置いてみると、 ” 全く遜色がない。 その輝きは全く同じに見えます。 今与の今西信隆社長は、 ” ここまで来たかと驚いたのが本音です。 合成ダイヤの商品のか価格は天然ダイヤの7割程度。求め安さも特徴です。 ” もう少し身近なものにダイヤモンドを感じて楽しんでもらいたい。 技術向上で宝飾品に   地中深くから掘り起こされる天然のダイヤモンド。 環境破壊など負の側面も指摘されてきました。 一方、合成ダイヤが作られるのは工場の中。 工法の一つでは装置に炭素のチップを設置、高温と低圧力の中、炭素を含んだガスを吹きかけるとダイヤの結晶に成長します。 ここ数年で無色透明のダイヤを作る技術が向上しました。 The De Beers Group of Companies 激震が走ったのは今年9月。 天然ダイヤの世界最大手デ・ビアスが合成ダイヤの販売を開始。 1カラット800ドル、日本円にしておよそ9万円という天然ダイヤの10分の1の価格で若い世代をターゲットに売り出したのです。 ” 本当に美しい。 ” 天然ダイヤは採掘など問題も多いので合成ダイヤが良い。 発売から3ヶ月、予想以上の手応えだといいます。 デ・ビアスの合成ダイヤモンドブランド「ライトボックス」のスティーブン・コーCEOは、 ” 反響がものすごく良い。大きな成長の可能性がある。 ブライダル業界も注目...

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今こそ知りたい、優しい世界をつくるためのダイヤモンド。【ラボグロウンダイヤモンド】について

今こそ知りたい、優しい世界をつくるためのダイヤモンド。【ラボグロウンダイヤモンド】について 2020.05.09公開 きゅん 提供:Sustaina   ラボグロウンダイヤモンドって知ってる? いま、世界的に注目を集めているダイヤモンドがあります。 それは、【Lab-Grown Diamond(ラボグロウンダイヤモンド)】 最先端の技術で開発され、研究室(ラボ)で生まれ育った(グロウン)ダイヤモンドです* いったいどんなものなのか、ラボグロウンダイヤモンドの特徴を詳しくご紹介します* 特徴①天然ダイヤモンドと同じ成分 ラボグロウンダイヤモンドは最先端のテクノロジー技術を誇るラボで結晶化され、 窒素などの不純物を含まずに生成された透明なダイヤモンド。 天然ダイヤモンドと成分・性質・物質的に100%同じ♡ 高い透明度とピュアなきらめきを放つ、「純粋」なダイヤモンドです♡ 特徴②地球に優しい&紛争に関与しない ラボグロウンダイヤモンドが世界的に注目され評価されているのは、この「地球に優しい&紛争に関与しない」 ことが一番大きいかもしれません* というのも天然ダイヤモンドは、鉱山での重労働や地球への環境汚染、採掘したダイヤが紛争の資金源に変えられる… といった社会問題を抱えているのが実情。 でもラボグロウンダイヤモンドなら、そのような人権・紛争問題とは一切関係なし! 研究室で生成されているので、誰も・何も・どこも傷つけません* 「平和のため、地球のため、次世代のため」に何ができるのか世界的に考える風潮があるこの時代、 このラボグロウンダイヤモンドが、世界にとって良いものとして話題になるのも頷けますよね♡ アメリカの有名なハリウッド俳優やセレブ女優も、ラボグロウンダイヤモンドの取り組みに投資していたり、 イベントやパーティで積極的に身につけたりしているそうです♩   特徴③リーズナブル価格 ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと比べると6割~7割くらいのお値段で購入できるのも特徴のひとつ* ・採掘の必要がないから人件費がかからないこと ・短期間での生成が可能なこと(3週間前後で1カラット育ちます!) が理由で、リーズナブル価格で提供できるのだそう♩ 天然ダイヤモンドと同じ成分の宝石がこの価格。うれしいポイントですよね。 ラボグロウンダイヤモンドの指輪なら、サスティナ♡ そんなラボグロウンダイヤモンドは、2018年9月に日本初上陸して販売がスタート。 おすすめのブランドは、銀座にあるサスティナ(Sustaina)です♡ サスティナで取り扱う指輪のダイヤモンドは、すべてラボグロウンダイヤモンド♩ 品質100パーセント保証で、ダイヤモンドにはひとつずつシリアルナンバーが刻まれているから全ての供給ルートを特定することが可能。 鑑定書もついてくるので、どこで生成されたものなのかが分かります。 ➡ホームページはこちらから* サスティナで買える、このラボグロウンダイヤモンドを使ったオリジナルリングをご紹介します* サスティナのオリジナルセットリング♡ <①>Brisa ブリッサ(そよ風) スペイン語でそよ風の意味のリング。優しいそよ風にそっと包まれるような、穏やかな二人をイメージしています♡ 風がそよぐ様をあらわしたマリッジリングに、ふわりと寄り添うエンゲージリング* 左上:190,000円(0.34ct) 左下:90,000円(0.03ct)Lady’s 右:90,000円 Men’s <②>Luna ルナ(月) ラテン語で月の意味があるリング。月は満ち欠けによって姿を変えることから「成長の象徴」とも言われています* エンゲージ、マリッジそれぞれのリングに月の満ち欠けをあらわすモチーフが隠されています♩ 左:90,000円...

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一般社団法人 日本グロウンダイヤモンド協会

一般社団法人 日本グロウンダイヤモンド協会 日本グロウンダイヤモンド協会は、世界市場で大きな広がりを見せるラボ グロウンダイヤモンドの、日本市場の発展と業界の知識促進及び流通の整備を目的として設立されました。 ​ ラボグロウンダイヤモンドとは、天然ダイヤモンドと全く同じ物質的特性を持つ本物 のダイヤモンドです。 天然ダイヤモンドの成長環境を再現した施設で、天然ダイヤ モンドと同様に成長させる事をテクノロジーが可能にしました。ラボグロウンダイヤモンドは、結晶の成長環境を人間が管理するため、不純物を含ま ない純粋な結晶として成長させることが可能です。 これはタイプ2aと呼ばれ、天然 ダイヤモンドでは2%未満しか存在しない希少で美しいダイヤモンドです。したがって、このような新しいテクノロジーにより、ラボグロウンダイヤモンドも、当たり前の 様に日本のダイヤモンド市場の多くを占めていくものと予想されます。 ​ ラボグロウンダイヤモンドは、今まで市場に存在しなかった新しい商材です。アメリ カ、ロシア、中国、インドなどでも生産が拡大しており、今後日本に様々な形態で輸入 されてきます。また、日本国内での生産も始まることが予見されます。技術発展は想像を超える􏰀度で進んでおり、ビジネスだけではなく日常生活まで変え ていく力を持っております。 こんなに早く人間の手によって成長したダイヤモンドが世の中に出ると誰が想像できたでしょうか。 ​ 天然ダイヤモンドには天然の価値があり、ラボグロウンダイヤモンドには、また別の 価値があります。 今後、明確に差別化し、ラボグロウンダイヤモンドの市場を新しい カテゴリーとして創􏰁していくこと、また、消費者への明示を含め、一定の規定のもと、 ラボグロウンダイヤモンドを扱う企業が足並みを揃えることが、ラボグロウンダイヤモ ンド市場の健全な成長に繋がると確信しております。 ​ 当協会としては、このような目的のもと、健全な市場作りに務め、決められたルール のもと、より多くの方にラボグロウンダイヤモンドを身につけて頂ける様に努力してま いります。 ​ 皆様のご指導ご協力をお願い申し上げます。 一般社団法人日本グロウンダイヤモンド協会 代表理事 石田 茂之

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神戸元町に日本初※の小さなラボグロウンダイヤモンド専門店が誕生(@Press)

プレスリリース 神戸元町に日本初※の小さなラボグロウンダイヤモンド専門店が誕生(@Press) 2019/7/16 15:00(最終更新 7/16 15:00) 情報提供 株式会社アンズ・コーポレーション(本社:兵庫県神戸市中央区、代表:小林 正人)は、この度神戸元町に、ラボグロウンダイヤモンドの専門店として「ANZ KOBE本店」を2019年7月13日(土)にグランドオープンいたしました。 この店舗は日本初※のラボグロウンダイヤモンド専門店であり、ジュエリーショップとしてはとても小さく可愛い路面店舗であります。 ※ 一般社団法人 日本グロウンダイヤモンド協会調べ 画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/188383/LL_img_188383_1.jpg ラボグロウンダイヤモンド1 【背景】 昨今話題のラボグロウンダイヤモンドとは、天然ダイヤモンドと全く同じ成分かつ同じ物質的特性を持つ本物のダイヤモンドです。天然ダイヤモンドの成長環境を再現した施設で、天然ダイヤモンドと同様に成長させる事をテクノロジーが可能にしました。 ラボグロウン(ラボラトリーグロウン)ダイヤモンドは、その名の通り結晶の成長環境を人間が管理するため、不純物を含まない純粋な結晶として成長させることが可能です。 これはタイプ2aと呼ばれ、天然ダイヤモンドでは2%未満しか存在しない希少で美しいダイヤモンドです。 新しいテクノロジーで誕生したこのラボグロウンダイヤモンドは、本物のダイヤモンドでありながら地球影響へ与える影響が非常に軽微なうえ、採掘などの危険もなく安全で、紛争などとも無縁であることから、天然ダイヤモンドに比べて大幅に手頃な価格で入手可能であり、今後当然ながら日本のダイヤモンド市場の多くを占めていくものと予想され、欧米ではすでに多くの著名人たちからも注目されています。 【展開と展望】 ラボグロウンダイヤモンドを日本市場の発展と業界の知識促進及び流通の整備を目的として設立された一般社団法人 日本グロウンダイヤモンド協会にも加盟している株式会社アンズ・コーポレーションは、より多くの皆様にラボグロウンダイヤモンドの魅力を身近に感じていただくため、日本でも初めてとなるラボグロウンダイヤモンドのみを扱う専門店として、神戸市の元町旧居留地近くに小さな店舗をオープンしました。 基本はお客様にダイヤモンドルース(枠や台についていない、カットを施した「石」の状態)を選んでいただき、お好みの指輪やネックレスなどのジュエリーに仕立てて販売しお渡しします。 また、今後はインターネット販売なども含め、ラボグロウンダイヤモンド市場の健全な発展にも寄与してまいりたいと考えています。 【店舗詳細情報】 ANZ KOBE 本店 所在地 : 〒650-0021 神戸市中央区三宮町3-1-16 アクセス: 地下鉄海岸線旧居留地・大丸駅より徒歩1分 JR元町駅・JR三宮駅より徒歩5分 Tel : 078-391-9280 営業時間: 11:00~20:00(不定休) URL : https://anz-kobe.com 【オープン記念キャンペーン】 グランドオープンプレゼント企画として、LINE公式アカウントに登録いただくと抽選で105名様にダイヤモンド(ルース)をプレゼントいたします。 詳細はホームページにて公開しています。 Home ■会社概要 商号 : 株式会社アンズ・コーポレーション 代表者...

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2019年ラスベガスショーでの低迷するビジネス、ラボグロウンダイヤモンドの好調な需要

業界分析 2019年ラスベガスショーでの低迷するビジネス、ラボグロウンダイヤモンドの好調な需要 Russell Shor 6月 14, 2019 2019年JCKショーは、従来使用されていた会場 Sands Convention Center(サンズコンベンションセンター)で開催された。来場者の数が減少したにもかかわらず、出展者は会場が移動したことに満足していた。 写真撮影:Russell Shor/GIA   5月30日から6月3日までの間に様々なラスベガスのショーが開催される前、米国の株式市場が2週間で約7%も急落したため、これらのショーにおける取引は慎重に行われていました。ジュエリーデザイナーや宝飾品の製造業者は需要がまずまずであったと報告したものの、ダイヤモンドの裸石および宝石のディーラーは、昨年と比べてビジネスが下降気味であると述べました。 小売業者は購入するためにブースに立ち寄るものの、大量の注文を出すことに関しては慎重な態度をとっていた、と製造業者は説明しました。ほとんどの場合、「様子を見ましょう」と言われて商談が終わりました、と大企業の協会であるJCK Plumb Club (JCKプラムクラブ)のある出展者は述べました。 過去2年間続いているトレンドと同様に、宝石商はより多くのカラーストーンを商品に取り入れていました。これは、カラーストーンが通常はダイヤモンドよりも安価であり、多くの場合は利幅が大きいためです。 このショーで展示されていたジュエリーデザインから判断すると、虹、トゥッティフルッティ、その他の様々な派手で煌びやかな色を組み合わせた作品が、ほとんどの価格範囲の商品で主に見られました。デザイナーは、マルチカラートルマリン、ファンシーカラーのサファイア、中級および高級の品質の様々な色のガーネット、統一小売価格が安めの染色されたガラスやとクォーツを好んでいました。 American Gem Trade Association(アメリカ宝石取引協会)のショーに出展したカラーストーンの宝石商は、当然のことながら今年はこのような素材、特に安価のものに関して需要があったと説明しました。 AGTAのCarolineが制作したこれらのリングのような、マルチカラートルマリンの作品が人気を集めていた。 写真撮影:Russell Shor/GIA   経済的および政治的不安定、過剰在庫(特に標準未満のカラット数の宝石。小売業者はオンラインストアから様々な種類のこのような宝石を選ぶことができます)、覚書の取引の条件に対する銀行による引き締めのため、ビジネスが低迷したダイヤモンドディーラーは、JCKショーの出席者は少なく、売上が伸び悩んでいたと報告しました。 今秋および来年のダイヤモンドジュエリーの需要を高めるために、Diamond Producers Association(ダイヤモンド生産者協会、DPA)は、自分のために宝石・宝飾品を購入する女性を対象にしたキャンペーンを開始します。 1,000万ドル(約10.8億円)投資して行われる#ToMeFromMeと題したこのキャンペーンは「年齢が高いミレニアル世代の女性」を対象にしています。 DPAは、女性が昨年自分自身のために購入したジュエリーは平均1300ドル(約14万円)であり、米国のダイヤモンドジュエリーの売上高の32%を占めていると報告しました。 このショーではダイヤモンドの需要が低迷していたにもかかわらず、JCKラスベガスショーではダイヤモンドの起源を追跡する新しいサービスが紹介されていました。GIAダイヤモンド起源レポートに加えて、De Beers(デビアス)とAlrosa(アルロサ)が鉱山から市場へとダイヤモンドが到達するまでの独自のトラッキングを導入しました。また、以前に採鉱された高価値のダイヤモンドを追跡するための鑑別システムであるCullinan(カリナン)ダイヤモンドレポートが紹介され、Sarine(サリネ)はカットプロセスを通じてダイヤモンドの進捗状況をグラフ化するサービスを提供しました。 約20mmのバルト海沿岸産の球体の琥珀が質感のあるシルバーにセットされたこのジュエリーは、JCKショーのポリッシュパビリオンで出展された。デザイナーは、この作品のように外観を大胆に見せるために手頃な価格の宝石をますます取り入れていた。 写真撮影:Russell Shor/GIA 社会的責任および持続可能なビジネス慣行 このショーの間に2回行われたパネルディスカッションでは、自分のジュエリーが産出された場所に関して多くの情報を入手したいと希望する消費者に対してどのように対応するべきかということが話題になりました。 GIAは「新たな消費者の期待の中における持続可能性の容認」を発表し、Responsible Jewelry Council(責任あるジュエリー協議会、RJC)主催のパネルディスカッションは、企業の社会的責任と持続可能なビジネス慣行に焦点を当てました。 RJCのパネルディスカッションには、Signet Group(シグネットグループ)のCEOであるGina Drosos、メイン州で8つの店舗を経営するDay’s Jewelers(デイズ・ジュエラーズ)の社長のJeff Corey、Rosy Blue(ロージー・ブルー)のRaj Mehta、Luxury Fintech(ラグジュアリー・フィンテック)のEric Jens、デビアス倫理取り組み部門長のFeriel Zerouki、ニューヨークのReal...

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まったく新しいダイヤモンド【ラボグロウンダイヤモンド】取り扱いスタートしました。

お知らせ 2019.02.09 まったく新しいダイヤモンド まったく新しいダイヤモンド【ラボグロウンダイヤモンド】取り扱いスタートしました。 「ラボグロウンダイヤモンドってどんなダイヤモンド?」           まず、ラボグロウンダイヤモンドとはどのようなダイヤモンドなのか紹介します。 研究施設で生まれたダイヤモンド ラボ(研究所、工場)でグロウン(育てられた)ダイヤモンドという意味です。海外では「Labcreated diamond」とも称されます。天然のダイヤモンドは自然の鉱石で、鉱山から採石されます。しかし、ラボグロウンダイヤモンドは、研究所で人の手で生成されたダイヤモンドで、主に宝飾用として利用されています。 ラボグロウンダイヤモンドが生まれた背景 ラボグロウンダイヤモンドが生まれたのには、まず自然環境への配慮があります。天然ダイヤモンドは1グラム採取するのに1トンの山を掘り起こさなければならないともいわれています。このように自然を大きく破壊して採掘するのは、地球環境上問題があります。しかし、宝飾品としてのダイヤモンドの価値はとても高いので、天然ダイヤモンドの採掘は後を絶ちません。 次に、天然ダイヤモンドは紛争地域の資金源として利用されている場合があります。これを「紛争ダイヤモンド(コンフリクト・ダイヤモンド)」といいます。ダイヤモンドが紛争で使われる武器の購入資金になっていることから「ブラッド(血の)・ダイヤモンド」とも呼ばれ、紛争を長引かせる原因にもなっているというのが現状です。そこで、生まれたのがラボグロウンダイヤモンドです。 天然ダイヤモンドと同じ組成 ラボグロウンダイヤモンドは自然の鉱石ではありません。研究所で天然ダイヤモンドの組成を再現して生成されたダイヤモンドです。ダイヤモンドの主たる組成成分はカーボン(C)で、鉛筆の芯など私たちの身近にあるものです。しかし、独自の結晶構造を持つため、美しい輝きのある宝石になります。この独自の結晶を研究所で再現して、生み出されたのがラボグロウンダイヤモンドです。ラボグロウンダイヤモンドは研究所で生まれるものなので、自然破壊や紛争などの問題が起こりません。そんなラボグロウンダイヤモンドには、実に多くの魅力があります。 「ラボグロウンダイヤモンドの魅力とは?」 天然ダイヤモンドのような美しさ ラボグロウンダイヤモンドは、物理学的、科学的、光学的な組成が天然ダイヤモンドと同じように生成されています。ラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドとを区別できるのは、両者のごくわずかな差異を検出できる特殊な装置を使った場合だけです。見た目には、両者の区別は全くつきません。 天然ダイヤモンドより安く手に入る 研究所で生成された分のコストが浮くことで、天然ダイヤモンドよりも安く購入できるのも大きな魅力です。天然ダイヤモンドでは高価でとても手が出なかったようなカラット数のダイヤモンドでも、ラボグロウンダイヤモンドなら手に入れることができます。また、研究所で生成されたものなので、天然では非常にレアなカラーダイヤモンドもつくることが可能です。カラーバリエーション豊かなダイヤモンドを楽しめるのも、ラボグロウンダイヤモンドの大きな魅力のひとつと言えるでしょう。 環境と社会に優しい さらに、天然ダイヤモンドは有限なので、いつかは資源が尽きてしまって採掘できなくなる可能性があります。しかし、ラボグロウンダイヤモンドは無限につくることができるので、持続可能性を持っています。また、紛争地域との関わりもないため、結婚指輪などに選ぶときもダイヤモンドの由来を気にしないで購入することができるのもメリットです。紛争地域からのダイヤモンド輸入には「キンバリー・プロセス証明制度」や「システム・オブ・ワランティ」という国際制度がありますが、ラボグロウンダイヤモンドなら、そもそも紛争の心配がありません。 「ラボグロウンダイヤモンドの生成方法」 ラボグロウンダイヤモンドを生成するには、HPHT(高温高圧法)とCVD(化学蒸着法)の2つの方法があります。メーカーで主に採用されているのは、CVD法です。 CVD法のプロセス CVD法を導入しているBrilliantEarth社(米)の場合は、次のようなステップで生成されます。まず、ダイヤモンド生成装置(マイクロ波反応器)に15個~30個のダイヤモンドの種(結晶の核となるもの)が入ったディスクを入れます。次に、超高温ガスのプラズマボールが生成装置でつくられ、装置を900℃~1200℃まで加温すると、メタンと水素ガスがダイヤモンドの核に吸着します。このようにして、ダイヤモンドの結晶が3週間~4週間かけて少しずつ形成され、一定期間経過すると完成です。 この間、どのようにダイヤモンドが成長していくかは、液晶モニターで確認することができます。立方体のダイヤモンドの原石が出来上がると、装置から外されてカッティングと研磨が行われます。そして、一般に流通しているようなダイヤモンドの形と輝きを手に入れるというプロセスです。天然ダイヤモンドが何万年もかけて地中で生成されるものであるのに対し、ラボグロウンダイヤモンドはたった28日程度で原石ができるのが画期的な点だと言えるでしょう。 ダイヤモンド類似石との違い 天然ダイヤモンドとよく似たものに、キュービックジルコニアがあります。キュービックジルコニアはダイヤモンド類似石と呼ばれ、見た目などを似せてつくられていますが、天然ダイヤモンドとは組成が全く違います。一方、ラボグロウンダイヤモンドは結晶の構造などの組成が、天然ダイヤモンドと同じという点が違います。 鑑定書もチェック ダイヤモンドには米国宝石学会(GIA)などの鑑定書(グレーディングレポート)が付きますが、ラボグロウンダイヤモンドにもGIAなどの鑑定書がついていて、ラボグロウンダイヤモンドであることが記載されています。国際的なダイヤモンドグレーディング機関であるGIAの鑑定書であれば、信頼に足るものと言えます。購入する際は、鑑定書を確認することをおすすめします。 当店は日本グロウンダイヤモンド協会会員です。 ご安心してお買い求めいただけます。

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東武百貨店がいち早く話題の合成ダイヤモンドのセミオーダー受注をスタート

ファッション 東武百貨店がいち早く話題の合成ダイヤモンドのセミオーダー受注をスタート 商業施設 企業動向 2019/02/07 益成 恭子 東武百貨店池袋本店は昨年11月、百貨店で初となる“ラボグロウンダイヤモンド”を用いたセミオーダージュエリーの販売をスタートさせた。“ラボグロウン”とは研究室で生成されたという意味を持ち、昨年末からマスコミなどで話題になっている合成ダイヤモンドのことで、天然ダイヤモンドと同じ化学的、物理的、光学的性質を持つ。 天然ダイヤモンドと全く同じ性質を持つ“ラボグロウン”ダイヤモンド 同店ではアクセサリー売り場1階「アフリカダイヤモンド(AFRICA DIAMOND)」で0.2~2カラットまでを販売。店頭でルース(裸石)および指輪1型、ネックレス2型から型を選ぶと、国内提携工房で加工し約1カ月で納品される。これらのルースは米国の合成ダイヤモンドのメーカーであるダイヤモンドファウンドリーで製造されたもので、同社、鑑定機関である国際宝石学会(IGI)、宝石鑑定保証研究所(GCAL)のいずれかの発行になる鑑定書が付く。合成ダイヤモンドは、鉱山で採掘される天然ダイヤモンドに比べ、環境への負荷が少なくエシカルな観点からも注目を浴びている。  価格はグレードによるが、0.2カラットの天然ダイヤモンドの平均価格が20万~30万円であるのに対し、合成ダイヤモンドは8万~9万円で、予算に合ったものを提供する。  東武百貨店池袋店の山崎秀一・婦人服飾雑貨部・自主運営第三課統括マネジャーは、「新客獲得のために導入した。販売を始めて3カ月だが、手応えを感じている。天然のダイヤモンドと変わらない美しさと値ごろ感が魅力だ」と述べた。  

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あなた持ってるそのダイヤ、輝きは本物?

あなた持ってるそのダイヤ、輝きは本物? 倫理的に作られたプロダクトに対するニーズの高まりとともに、合成ダイヤモンド=ラボグロウン・ダイヤモンド市場が「天然」を凌ぐ勢いで急成長中だ。キラキラと輝く「愛の証」をめぐるムーブメントの最前線を追った。 BY VOGUE JAPAN 2018年12月14日   CVD(化学蒸着)成長法と呼ばれる合成方法によって作られた、ラボグロウン・ダイヤモンド。いわば合成ダイヤモンドの「素」といえる黄色の種結晶に、無色のダイヤモンドが成長している様子。Photo: © GIA 言ってみれば、ダイヤモンドはさまざまな圧力や思惑のもとで、うまく立ち回った石炭の塊だ。しかし、その圧力がどこでどんなふうにかかったのかが、ファインジュエリー業界を真っ二つに分断する議論の論点となっている。 ここ5年間の技術の急激の進歩によって、業界は「ラボグロウン・ダイヤモンド(Lab Grown Diamonds)」の躍進を目の当たりにしてきた。ラボグロウン・ダイヤモンドは、その名の通り、工場で人工的につくられたダイヤモンドだが、化学組成も見た目も天然ダイヤモンドとまったく同じだ。天然のものに対し、たった数カ月で合成できてしまうという利点がある。プロダクトの倫理性に敏感な世代がダイヤモンドを購入する年齢に差しかかるいま、この宝石は、もっと環境に優しくサスティナブルな方法で生産されるべきだと主張する人は多い。 アメリカ連邦取引委員会が「本物」と認定! どちらが天然ダイヤモンドで、どちらがラボグロウン・ダイヤモンドか、あなたは見分けがつくだろうか? 答えは、左が天然、右が合成。Photo: Kevin Schumacher © GIA   合成宝石の歴史は意外と長く、その始まりは19世紀にまで遡る。しかし、まともな大きさのダイヤモンドとなると、話は別だ。人工のルビーやサファイア、エメラルドはすでに珍しくなくなったが、それでも、「希少でラグジュアリーでユニーク」という威信を保ち続けている。 「(ラボ)グロウン・ダイヤモンド」の価格は、天然ダイヤモンドに比べると30〜40パーセントほど安い。合成方法が一般化するにつれ、価格の差はさらに広がり、天然ダイヤモンドは競争力を失い続けることになる(ダイヤモンド生産者組合であるDPAは、『(ラボ)グロウン・ダイヤモンド』という名称は誤解を生むと抗議してきた。決着がついたのは2018年7月。アメリカ連邦取引委員会から、合成ダイヤモンドも「本物の」ダイヤモンドとして宣伝していいと認められたのだ)。 それにしても、いったいどうやってダイヤモンドを「育てる」のだろう? 方法は2つある。ひとつは、炭素に高温高圧をかけるHPHT方法。もうひとつは、3Dプリンティングのように、真空チャンバー内で結晶の薄膜を積層させるCVD方法だ。 ここで覚えておくべきは、どちらの方法も莫大なエネルギーを必要とし、とてもエコフレンドリーとは言えないということだ。とはいえ技術の精度はかなり高く、専門家も特別な機械を使わない限り、天然と合成の区別がつけられないほどだという。消費者たちは、人工のダイヤモンドが正真正銘の「ダイヤモンド」ではなく、天然物に比べると価値が落ちるということを知っている。それでも、この人工ダイヤモンドは大きさのわりに安価で、何よりも「罪悪感のない投資である」という点で、人々を惹きつけているのだ。 シリコンバレーも注目する「工場育ち」の宝石。   HPHT方法で作られたラボグロウン・ダイヤモンド。約1mmほどの大きさ。Photo: © GIA   「若者の多くは、この種のダイヤモンドに高い興味を示しています。映画『ブラッド・ダイヤモンド』を通じて、ダイヤモンド採掘の負の側面を知ったからです」 こう語るのは、シリコンバレー拠点の大手ダイヤモンド製造会社「Diamond Foundry」に投資した数多くの大富豪のひとり、ジーン・ピゴッツィ(Jean Pigozzi)だ。同社の投資家にはレオナルド・ディカプリオをはじめ、FacebookやTwitterの共同創業者、eBayの創業者兼CEOが名を連ねていることからも、そのポテンシャルの高さをうかがい知ることができるだろう。 消費者たちは倫理的な問題だけでなく、ダイヤモンド採掘が環境に与える悪影響についても敏感だ。Diamond Foundryは、「世界にポジティブな影響を」という同社の精神を積極的にアピールしている。同社がダイヤモンドの生産に使っているのは、水力発電式のプラズマリアクターだ。CEOのマーティン・ロッシュアイゼンは、こうアピールする。 「現在のところ、我が社は世界で唯一『カーボンニュートラル』の認証を受けたダイヤモンド製造会社です。人間の活動のなかで、自然に最も大きな爪痕を残すのが採掘です。ダイヤモンド1カラットを採掘するために250トンの土が掘り返されます。それに伴い、2,011オンスの大気汚染物質が放出され、143ポンド(64.8kg)の二酸化炭素が排出されるのです」 生き残りをかけた老舗ジュエラーの挑戦。   こちらもCVD法によって約2mmに成長したラボグロウン・ダイヤモンド。Photo: © GIA   もちろん、いちばん環境に優しいのは新品のダイヤモンドを一切買わないことだ。ブティックやオークションには、セカンドハンドのダイヤモンドが多数出回っているし、セカンドハンドジュエリーの修復やリデザインを行う宝石店も多い。 しかし、大手ジュエラーにとって、合成ダイヤモンドへのシフトは難しい問題だ。老舗ブランドのデビアス(DE BEERS)を例にとってみよう。「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチコピーを生んだ同社は、合成ダイヤモンドへの抵抗感を示し、ダイヤモンドの「希少で永遠の輝きを放つ、婚約指輪の唯一無二の選択肢」というイメージを守ろうとしてきた。しかし2018年5月、同社はラボグロウン・ダイヤモンドに特化した新会社「Lightbox」を設立し、9400万ドル(約106億円)を投じて、アメリカ・オレゴン州に生産拠点も新設した。Lightboxは、2020年までに人工ダイヤモンド50万カラットの生産を目標としている。 Lightboxのアプローチは明確だ。若い顧客をターゲットとする同社は、デビアスが行う婚約指輪のエモーショナルな宣伝とは打って変わって、カジュアルでファッショントレンドを意識したキャンペーンを発信している。価格は、1カラット当たり800ドル(約9万円)から4,000ドル(約45万円)。ちなみに、天然ダイヤモンドの相場は、1カラット当たり8,000ドル(約90万円)ほどだ。Lightboxで最高マーケティング責任者を務めるサリー・モリソンは言う。 「わたしたちは、合成ダイヤモンドのありのままを伝え、重さによって価格を決定しています。天然ダイヤモンドは、その希少性に応じて価格が変動するのですが、ラボグロウン・ダイヤモンドでは、その必要がないのです」 合成と天然は共存可能か? アトリエ・スワロフスキー・バイ・ステファン・ウェブスターのブレスレット。   モリソンいわく、同社最大の競合はスワロフスキー(SWAROVSKI)などのコスチュームジュエリー・ブランドだ。...

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